
朋@
@tomo_nemui
2026年10月6日
トマト・ゲーム
皆川博子
読み終わった
壊れた日常の地続きで見る白昼夢
米軍中尉の性玩具であった元少年とその恋人、少年院帰りの男とその姉、少女のために家に火をつけた粗野な男、その男を犬として飼いたい子供。
皆倒錯しているのに何処までも純粋で、混じり気なしに対象を眺める澄んだ瞳のおそろしさと、うつくしさ。
安易に人にお勧めはできませんが、荒々しい暴力と濃厚に漂う死の匂いは"時代だから"の一言では到底済ませられない凄みがあり、読後しばらく呆然としてしまいました。