つ "母性" 2026年10月7日

つ
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@tsuzmo_7a31
2026年10月7日
母性
母性
湊かなえ
ちょっと難しいけれど名作。すごい。  愛の在り方、表現の仕方が互いにずれているだけで、言葉や態度の受け取り方までも変わり、挙句憎悪を抱いたり、と自分の中の正しい『愛』を表現するのではなく、相手に寄り添った『愛』の表現が大事だと漠然と感じた。  母親は重度のマザコン(?)であり、それ故に母親が正しいとして全てにおいて母親と同じであることを望み、娘にも同じ『愛』を求めた。ただ娘の抱いた愛の形がそわなかったため、関係は拗れていく。言葉にしてみればこんな感じだろうか。  互いに互いを愛しているはずなのに、すれ違い関係が拗れていくのが苦しかった。  母には2種類あるとあった。『娘』と『母親』である。前者はまだ自分の身が可愛く、他人に甘やかされたい、自分本位なもの。後者は子の為に何かをしてあげたいと思うもの。だがまだ『母親』になりきれていない『娘』が母になることが、児童虐待の一因ではないかと思った。  親は子供に、自分が子供の頃されたことをしてあげたいと思うらしい。そのような思いを子供に対して抱いた時に初めて『娘』は『母親』に、女は母になれるのではないだろうか。それはともかく、親にとっての見本は自分の親なのである。だからこそ、父親でも母親でも、子供に対しての行為に責任がある。良きも悪きも、自分の行為がその後何世代にも継がれ影響を与える可能性があるからだ。子がいない身ではあるが身が引き締まる思いがした。
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