
りなっこ
@rinakko
2026年10月6日

読み終わった
とても面白く読んだ。女三の宮について考えてみたくて手に取った。「若菜上」帖から突如姿を現し、それまでの六条院世界を変容させてしまう女三の宮は、なぜ「内面が描かれない」とされてきたのか。
男女関係のあれやこれやで登場人物たちが散々苦悩してきた物語に、恋愛も性愛も全く解さない彼女の存在は異質で、光源氏や紫の上たちが大切にしてきた価値観を否定しかねない。源氏の人生の終盤で敢えてそんな人物を出した紫式部は凄すぎる…。
Ⅳ〈女三の宮の現代性〉で、構造が共通する『甘い蜜の部屋』と比較する件もよかった。


