
いち。
@tokisakananao307
2026年10月7日

読み終わった
「あなたが来てくれて、本当に嬉しかった。でも、そんなことしなくてよかった。あなたは私なんか忘れてくれていてよかったのだ。」
ある家族に宗教勧誘という名の毒牙がかかった。ただ4人が幸せであれと願っていた。切江深霞は信者となった母を見捨てるわけにはいかず、葛藤しながらも神を信じた。姉に止められようと、世の中との乖離に疑問を持とうと、必死で神を信じ、祈りを捧げた。声が彼女を呼んでいる。本当の狂気はこんなところにあると誘ってくるーー。
救いのない緊迫感で迫り来る恐怖が強く感じられる作品。運命に逆らえば、逃げれば、逆らえばいいのに、そう考えながらも彼女が心底優しいことを知っている事実が邪魔をして、ついつい続きが気になってしまう不思議な感覚がここにはある。