村雨菊 "満潮の時刻" 2026年10月7日

村雨菊
村雨菊
@carameltomato
2026年10月7日
満潮の時刻
満潮の時刻
遠藤周作
『沈黙』と一緒に図書館で借りたのだけど、同時期に執筆されていた作品だと解説を読んで知った。 沈黙しているかに見える事物が実は人間に語りかけ、共苦の眼差しを向けてくれているという気づき(世界の中での神の発見)、 自己自身にも他者への共苦の眼差しがあり、それが踏絵の基督と同じであったという気づき(自己探究による神の発見)、といったように徹底的にキリスト教的なテーマが探究されている。 それが日本人の、キリスト教徒ではない読者の心にも響くのは、 「いずれは死を迎える人間が生きる意味は何か」という全人類共通の問いが探求されているからだと思う。 生活と人生が交わらないという意見は面白かったけど、少し男性的かなーと感じるところもあった。
満潮の時刻
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