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村雨菊
@carameltomato
哲学科出身。子供への読み聞かせをきっかけに児童文学にはまっています。源実朝が好きなので、和歌や詩にも挑戦中。歴史小説も読みます。お勧めされたものは、とりあえず読む!
  • 2026年2月25日
    モモ
    モモ
    大学の課題で読んで以来、改めて読んでみたところ、めちゃくちゃ名作なことに今更驚く。メッセージ性が強い物語は説教臭くなる危険性を孕むと思うのだけど、ファンタジーとしての構造の強固さ、芸術性の高さが圧倒的で、物語に飲み込まれるようにして読んだ。
  • 2026年2月23日
    君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫)
    人間が歴史、文化を形成しながら、互いに関わりながら生きていく中で、良く生きるとは?と子どもたちに切実に問うための手段としての物語。なのだけど、それが文学的に優れているからこそ、読み継がれてきたのだと思う。子どもは決して、不出来な物語には騙されない。子どもと向き合う誠実な心を感じ、作者が岩波少年文庫創設に関わっていることにも納得。
  • 2026年2月22日
    今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く
    ショーペンハウアーの「意志の否定」は完全に実現すると、食欲も自然となくなり餓死に至るという普通の人にはちょっと無理な境地になってしまうのだけど、そこを「処世の哲学」として誰でも実践しやすいレベルに落とし込んだのが晩年の著作だという解説が良かった。あらためて『余録と補遺』を読み直してみたくなった。 教養新書として分かりやすくまとめて書かれているけど、参考文献が本格的で、著作が生まれ受容されていった時代背景が丁寧に解説されていて、素晴らしい入門書だと思います!
  • 2026年2月20日
    たゆたえども沈まず
    当時のパリ、画商として働く弟テオ、浮世絵を売る日本人という視点から描かれることで、真正面から向き合うにはあまりにもしんどいゴッホの生涯を読みやすく、楽しく読める。共に思い合い、深くつながり続けた兄弟の愛が強く胸を打った。
  • 2026年2月16日
    家守綺譚
    家守綺譚
    素晴らしかった。大切な友をなくした主人公が、その友の実家に住まいながら、庭、自然、季節と交流する中で、あの世とこの世が交差していく。不思議で、切ない、大人ならでは幻想小説。
  • 2026年2月8日
    長い長いお医者さんの話
    長い長いお医者さんの話
    『プラハの古本屋』を読んで興味を持ち読んだ。軽やかですっとぼけているようなんだけど、物語ること自体を楽しむ狂気のようなものがあった。落語のような。チェコの日常と空想の世界が一体となっていて、これぞ民話なんだという寺村輝夫さんの解説にも納得。
  • 2026年2月6日
    夜空はいつでも最高密度の青色だ
    再生され、繰り返される自然や季節と違って、人間は一回生まれて死んだら、もう終わり。だからこそ個として生きることができるし、その個を好きになったり嫌いになったりする。この残酷さに、目を見張り続けているように思えた。この人の「死ね」は「生きろ」と同義なのだろう。
  • 2026年2月5日
    たとへば君 四十年の恋歌
    たとへば君 四十年の恋歌
    若い頃の歌ほど難しい言葉や抽象的表現が多い。晩年に向かう中で、どんどん言葉や題材が身近なものになっていき、表現がまっすぐ軽やかになっていくような印象を受けた。
  • 2026年2月5日
    詩のこころを読む
    近所に新しく本屋ができて、店主がまさかの同じ大学学科の先輩で、嬉しくて最初に買った一冊。 茨木のり子さんが「一篇五億円くらいの値打ちありと思っている」詩たち。これまで韻文に苦手意識があった私としては、一篇、一篇、ていねいに味わい方を教えてくれるありがたい本だった。 「誕生から死」というテーマの流れも素晴らしい。
  • 2026年2月3日
    火明かり ゲド戦記別冊
    火明かり ゲド戦記別冊
    ずーっと勿体無くて読めなかったけど、ついに読んだ。ファンタジーについて考察する作者の講演録も興味深いけど、やっぱりゲド最期の物語が素晴らしい。とても静かで、穏やかで、もの悲しい。最後は、はてみ丸に乗って海風に吹かれているような優しい爽快さ、明るさもあって、あぁ、終わったな、と。 人間の心が持つ闇との戦いが描かれてきた『ゲド戦記』として、これ以上のエピローグはないんじゃないか。
  • 2026年2月1日
    オールド台湾食卓記
    オールド台湾食卓記
    亡くなった母との思い出を繋ぎ止めるために書かれたこの本は、食べ物の思い出を軸にして、家族との思い出、幼い日の追憶が静かに、色鮮やかに重なっていく。
  • 2026年2月1日
    台湾漫遊鉄道のふたり
    台湾漫遊鉄道のふたり
    情報量も多いし、小説の構造が実験的でなかなか読むのが大変だった。 ふたりが互いに抱く感情の熱量に違和感を感じつつも、最後まで面白く読んだら、後書きでこの小説が「歴史百合小説」というジャンルだったと知り、ひっくり返った。 新感覚すぎて戸惑ったけど、確かに愛が深く追求されていた。
  • 2026年1月26日
    菜食主義者 新しい韓国の文学シリーズ
    暴力に晒され続けた女性が、木になりたいと、食べること、生きることを拒否するようになる。欲望を持つ人間の苦しみやグロテスクさを容赦なく描いているように感じた。
  • 2026年1月25日
    須賀敦子全集(第1巻)
    こちらの全集で読み直して行こうと思って再び読んだ。 過ぎ去った日々、過去は、「今はもうない」だけではなく、「今もなおある」ものなのではないか。今はもう会えない人々とのかつての交流も、ただ失うものではないって思えて、読んでてかなり泣ける。
  • 2026年1月22日
    本屋、はじめました 増補版
    本と、本屋を心から愛している店主が、おそらく後に続く人たちのために、誠実に、丁寧に、本屋の仕事を語ってくれた本。読んでいるうちに私の心まで、本と本屋でいっぱいになって幸せだった。本屋に行きたくなる!
  • 2026年1月21日
    時宗 巻の四 戦星
    ついに蒙古襲来が描かれる最終巻!いよいよ!という気持ちで読んだけど、やはり戦にはげんなりしてしまう。今も行われている侵略戦争には改めてゾッとするし、死ぬために生きる武士も恐ろしい。 主人公時宗は鎌倉を動けない。ということで、どこにでも自由に行ける準主人公時輔が生かされたのだね。歴史研究書と歴史小説の違いをすごく実感できた物語だった。
  • 2026年1月19日
    時宗 巻の参 震星
    蒙古が来るか、ついに来るのか!と、登場人物たちと一緒にハラハラしながら読み進めている。当時のムードと日蓮の暴れっぷりについて、知れたことも勉強になった。 時宗兄についても、小説ならではの胸ワク展開で良い!
  • 2026年1月18日
    時宗 巻の弐 連星
    いよいよ面白くなってきた!鎌倉から博多を目指す際、東北を経由するところで嬉しくなる。蒙古襲来って、突然フッと襲ってきて、その場凌ぎに追い返した訳じゃないんだね。高橋克彦さんが、北条を物語るとして、時頼・時宗を選んだことにも納得が行きつつある。
  • 2026年1月16日
    時宗 巻の壱 乱星
    三浦氏滅亡を初めてちゃんと読む。どうしたら有利に戦を起こせるかってことに関して、男どもがひたすら策略をめぐらしていた。けどそれだけじゃ駄目だよねって主人公も考え出す後半から、やはり面白くなってきた!
  • 2026年1月13日
    お探し物は図書室まで
    典型的な悩みを抱える登場人物たちに、超能力的に察しの良い司書が、ピッタリな本を勧めるという構造は分かりやすすぎるような気もするけど、勧められた本を自分なりに解釈しながら、前に進もうとする人々の姿は愛おしい。本屋でも、図書館でもなく、図書室っていうところが良いよね。
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