
ルナ
@luna0826
2026年10月8日
希望の子
一穂ミチ
読み終わった
発売を楽しみに待ってた本作。連作短編集って徐々に登場人物が増えて世界観に厚みが増していく感じが好き。
一番好きなのは「ウィンドミルでキドニーパイを」だけど吸引力がすごかったのは「カーマンライン」。
でもやっぱり最終的に強く印象に残るのが「汽水域」。汽水域という言葉すら知らなかったけど、読書ってやっぱり自分の知らない言葉や世界を知れることも醍醐味のひとつだな。
「希望なんか、自分で探して自分で持っとけ」
この言葉がすごく心に刻まれた。そして、最後の段落の美しさには自然と涙が溢れた。多感な年頃の男子の心情描写が美しく鮮明に描かれていて、本を閉じたときの高揚感が凄まじかった。