
Unununium
@Unununium_111
2026年10月8日

小説で読む民事訴訟法
木山泰嗣
読み終わった
ロースクール生の日常生活を体感でき、何かを精一杯頑張ろうとやる気をもらえる作品!
前作で法学部生だった主人公が、法科大学院で新たな仲間であるゼミメンバーと共に弁護士を目指して学びながら成長していく物語。
前作と今作の間に『小説で読む行政事件訴訟法』があったようで、そちらは未読で本作を読んだため一部関係がしっかりわからない登場人物がいたが、ストーリーに違和感ない形で説明してくれていたので問題なく読めた。
法科大学院が舞台のため、前作より法律用語が難しく感じたが読み進めるうちに考え方含めて慣れてきたのもあり、私も一緒にゼミメンバーになれた感覚が味わえて良かった。民事訴訟法についての知識だけでなく、議論の仕方や論文、文章の書き方なども主人公と一緒に体感する事で自分の身になったような気がする。司法試験を受ける方はこんな風に考えて勉強していくのかと驚いた!
主人公にとっての大切な人達との、学生ならではの様々な別れからの成長シーンもグッと来たし、やっぱり前作と同様に自分が学生時代に読みたかったなと思った。今からでも遅すぎることはないと信じて、色々なことを学び続けて行きたい。
【以下、本文中で特に響いたセリフ】
・……試験というのは、疲れている時に受けるものなんです。……(P200)
・そのときは同じ場所なんです。もちろん優秀な人もいる。成績のいい人もいる。でも、その人は二階とか三階にいるわけではないんです。できる人も、できない人も、四十七階より上にあるリッチパールソンからみれば、みんな一階なんです。そしていくら勉強して力をつけても、一階なんです。(P220)
・失うことをおそれない。得るために失う。(P288)



