𝚗𝚊𝚝 "身体としての書物" 2025年4月11日

身体としての書物
時を経た読書の記憶について、アルド出版のマークを通じて書いた一節がめちゃくちゃかっこよくてしみる ――アルドゥスの“Festina lente”(急げ、ゆっくり)、錨にからみつくイルカの図案の例で言えば、ある書物を、錨を下ろすように暗い記憶の底にゆっくり沈める。長い時間が流れたあとに、蔵書家の頭脳の海の中であのイルカが急に泳ぎ出し、海面から機敏に跳ね上がるようにその書物がふたたび目の前にあらわれ、一種の啓示的な光りを発しはじめる。そういうことです。(p.35)
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