服野すみ "射手座の香る夏" 2026年10月9日

服野すみ
服野すみ
@fukuno_sumi
2026年10月9日
射手座の香る夏
図書館で借りた本。 世界観を読者に掴ませてからのスピード感と命のほろ苦さ✖️SFの組み合わせが良い作品でした。 解説のインタビューで、会社員、小説家、一児の親の三足のわらじをはかれていると見てのけ反っちゃった。すごい… ・表題作 実は序盤に「なんか合わないかも」と思ってたけど、だんだん面白くなってきて読むスピードが上がった。視点と時間軸が交互に来るから混乱してたんだな、たぶん…。二世代に渡る親友の違う結末にほろ苦い気持ちになった。李子が紗月と対面してるシーン好きだった。 「友情なんて、脆いものよ」 「バカじゃないの」わたしは笑った。 「だから、行くんでしょ」 ・十五までは神のうち 十五歳で<巻き戻し>を選択できる世界。ミステリー調で面白かったな。怜奈のスケッチブックの真相がわかるところが良かった。兄の出生否認した理由はなんとなく察するものがあったものの、違っててほしかったな。 あの頃、ぼくたちはほんの子供で、そしてきっと、神様だった。 ・さよなら、スチールヘッド 現実と夢の登場人物で頭がめちゃくちゃ混乱するんだけど、面白かった。他の人の考察も読みたい。表題作から薄ら感じてたんだけど、女の子同士の友情を書くのがお上手な先生だ… ・影たちのいたところ 最初から最後まで、脳内でジブリの絵柄の映像が流れていった…スチールヘッドもだけど、主人公の追い詰められてる時の臨場感がすごい。4作の中だと割とハッピーエンドな方で、最後によい読後感で終われてよかった
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