
きらた
@kirata
2026年10月10日
読み終わった
心優しく不器用な管理人·凪人
少々生き難い特性を持つ彼が、管理とまかないを任されている下宿屋〈なかもり荘〉には直太朗しか下宿人は居ない
それに気付き困った凪人は、直太朗が出したアイデアの“下宿人募集の張り紙”を門の横に貼った──
嵐のような夜、びしょ濡れでやってきた下宿希望者
妻を亡くし、職探し中の子連れの男
紹介でやってきた訳ありの女性
入居した皆が皆、問題を抱えているが、
入居条件であるお悩み相談(入居者が管理人の悩みを聞く)で、凪人の悩みを聞き、下宿人同士の交流を深める中、下宿人たちは自身の困難に向き合い、協力しながら前に進んで行く
えっと
少し厳しい感想になります、すいません!
本作は章仕立てではありますが“連作ミステリ”なので、1本の大きな流れとなる事件があるのですが、それがなんとも嫌な空気を作品に落としていく
しかもその事件、
犯人となる人物を当てるのは容易で、その理由も何となく察しが付いてしまうので、謎解きとしての魅力が薄い
下宿人各々のエピソード、向き合う困難と一定の結末が基本的にはホッとするような話なので、この大きな流れの事件の真相の不快さ(?)が噛み合っていないように感じた
(よくよく考えると、アリッサの問題も解決には至っていないのですが、アリッサの内面的な問題としては解決してるので、そこから先は別の話となっても構わないのかも知れない‥?)
‥‥えっと
全体的に、何となく、纏まりがよろしくないなとの印象を受けました
特定のマーク(✱ ✱ ✱←これ)で語り手が、物語の視点が変更する、とのルールは分かったものの、視点の変化と作者の言葉選びが読み難さを感じさせる
んー‥地の文に安定感(かなぁ?)がないとの印象を受けるのです
全体から漂う雰囲気は良いのだけど、キャラの性格?や、行間から感じる作者の眼差しみたいなものも好印象なのだけど、1つの作品として見ると纏まりがない‥中途半端‥チグハグな感じ、かな?、そんな風に感じを受けました
心温まる話というのであれば、もっと柔らかな内容に振った方が安心して読めたし、ミステリ要素を入れるのなら、もっとしっかりとした謎解き要素を散りばめて欲しかったし、そうであれば読み甲斐が出来たと思う
この作家の作品はこれで2作読みましたが、次の作品を手に取るのは躊躇しそうです
前に読んだ作品も今回のこの作品も、“私を惹きつける何か”とか“読んで得られる栄養”とかがないのですよね←?
この『ぬくもり荘〜』の続編だったら手を出してみようかな?とは思うのですが‥
(アリッサの問題や凪人の父親の件はやっぱり気になる、また住人みんな良い人なので、なかもり荘の空気感は嫌いじゃない)
結論としては、ちょっとおすすめは為難いかな、でした
私には引っ掛からなかった、良さが響かなかっただけだと思うので、好きな方には申し訳御座いませんっ!(人д`o)
