
花春
@haru-tuge
2026年10月11日
読み終わった
大人向け:物語
童話パロディの連作短編ミステリ第2弾!
一冊めは(グリム童話というモチーフブーストもあって)面白いな〜と思いつつもまだこなれてないというかノリについていけてなくて、探偵役であるあかずきんの決め台詞「あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの?」が浮いて聞こえていたのだけど、2冊めになると、ノリがクセになってくる。キャラクターミステリの本領発揮!
一冊めは最終話の読後感が重かったけれど、今作は、犯人の死に様に思うところはありつつも明るく終わっていて読みやすいし、ゲストキャラたちもいい味出している…! ハーメルンバンドのロバ男:ドレイツェルがすごく好き。登場第一声が「貴様みたいな悪漢(ざつおん)はハーメルンの祭典(メロディー)には不似合いだ」はずるすぎるだろ。愛するしかない。
一作めから変わらず、犯人の最期の悲壮さや憐れさが強めに響くのだけど、今作のゲストキャラたちは、ピノキオやジルなども含めてみんな明るくて好感度が高いから、いいかんじに中和されている。前作はヘンゼルの不快さやマッチ売りの少女の哀れさばかりが印象深かったから有難い…。
一冊めから更に良くなってる感じで、「あっこの作者、シリーズ追うごとに面白くなっていくタイプの書き手さんだ!?」と3冊めにも期待が持てる。
メルヘン世界観を活かしたわりとざっくりしたトリックといい、どんどんいきいきと暴れるようになってるキャラクターたちといい、アニメで見たくなるライトミステリだなーと思う。台詞回しが楽しいからオーディオブックも合いそう。
三冊め読むの楽しみ〜!