森
@mori16
2026年10月11日
読み終わった
心に残る一節
台風の進む速度で本を読む真昼間はまだ穏やかに晴れ (鰹節虫麻呂・男・34歳)
P64連載「短歌ください」
現実で進行しするスケールの大きな現象と読書がゆるくリンクするのぞわぞわする。読むスピードだけでなく、本の内容も台風の到来に重ねてしまう。スリリングだったり波乱な展開が待ち受けてるんじゃないかと。
雨だから洗濯物を取り込むね102ページで死んで待ってて (仁藤日向子)
P64連載「短歌ください」
重い「死んで」と気軽な「待ってて」のギャップがすごい。日常とドラマチックな本の世界を、ひょいと跨ぎ超える感じの軽やかさが素敵。
短編集に挟まっていた電車の切符 どうやって私降りたのだろう (百年真)
P64連載「短歌ください」
本の世界が生活を侵食してくると感じる楽しさとは、また違う。これはいよいよ本が読む人を現実から連れ去ったのでは。
それにしても切符を栞にするのいい。物語を旅する間の切符をイメージした栞をつくってみようか。
