
読書記録
@records
2025年4月11日

人生の意味の哲学入門
森岡正博,
蔵田伸雄
読んでる
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第二章を読んだ。
人生全体の存在意義の問題と、人生を有意味にする構成要素は何なのかという問題の区別。
また、人生の意味は主観的に決まるのか、客観的に決まるのか、(その両方のハイブリッド説もある)という問題。
主観説に対する反論として、ヒトラーや麻原(サリン事件)の人生を例に挙げて、彼らの人生は有意味だったと肯定できるのか、という問いが投げかけられている。もしそれに躊躇するなら、その人は「人生の意味には客観的に決まる部分がある」と思っているからなのだろう、と筆者は述べる。
これ、私は主観説かなあ。客観的に見て悪を為している社会的に無価値な人間だとしても、その人間から見て人生に意味があると言える瞬間が少しでもあったのなら、その人生を無意味だと否定することはできないように思う。
