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2026年10月11日

すばる 2026年11月号
すばる編集
「宛先なしになにかを語ることなんてできない。独り言だって宛先はある。自分自身だったり、その場にいない誰かだったり。言葉が、ある形をとるためには、宛先が、その言葉を向ける先が、その話を聞いてくれるひとが必要です。」
——滝口悠生『透波と乱波』34
滝口悠生さんの『すばる』での連載『透波と乱波』は小説論だとも思っているのだけれど、ここで考え論じられたものが、同じ月に出た別の文芸誌で実践されているかもしれない、違うかもしれないけれど、そう思うと小説を文芸誌で発表された時点で「リアルタイム」で読んでいくことがとてもスリリングでより面白くなってくる気がする。
というのはまあ、今月の『群像』に掲載された「枠井の独り言とその宛先」というタイトルに引っ張られた考えでもあるのだけれど、そんなことを考えられるのも、やっぱり面白い。




