
komako
@koma_blue
2026年10月20日

月まで行こう
チャン・リュジン,
バーチ美和
読み終わった
男女格差、賃金の問題、韓国の働く女性も日本の女性と同じようなことで悩んでいることが分かり、とても身近に感じられた
何かとてつもない損をするんじゃないかと不安になり、日付と共に書かれる額にこちらまでどきどきしていました
こういったお話もすごく良いなと思ったし、気持ちの良い読後感だった
主人公を含めた同じ境遇の3人の女性が仲良くしているシーンが楽しくて好きでした
相手のことを思い言いにくいことも言い、その言い方が思っていたよりもキツくなり喧嘩になってしまったり、そういったやりとりも自然でとても良かった
3人は途中まで運命共同体のようなところもあり、でもベタベタし過ぎない絶妙な距離感で、素敵な関係だなと感じました
主人公のタヘが最後は前向きに、彼女のなかの何かが開かれたような爽やかな感じがして、それはお金や住居の不安がなくなったことが大きいと思うけれど、このドキドキするジェットコースターのような出来事が彼女の生活や気持ちを活気あるものにしたのかなとも思いました
彼女はあまり身の丈に合わないような贅沢をする訳でもなく、このまま割と堅実に暮らしていくのかなと想像してしまう
タイトルの「月まで行こう」は、作中で何度も主人公たちに勇気を与える素敵な合言葉のようでした
装丁も素敵でお気に入りの1冊になりそう