六花 "小袖日記" 2026年10月16日

六花
六花
@rikka-momohana
2026年10月16日
小袖日記
小袖日記
柴田よしき
再読。ん?と思う点も微笑ましく面白かった。迷い込んだ世界で出会ったのは、『源氏物語』作者の香子さまと男に翻弄される女たち。「夕顔は……いずれ行く末の短いさだめでした。それは自分の恋路のためにひとりの女性を苦しめたことに対する罰とも言えるさだめです」。『あさきゆめみし 』にも、「私はあの美しい方をお苦しめしている」みたいな思いが桐壺の更衣に。桐壺巻からして、帝のあまりに強い愛が結果的に桐壺の更衣を殺してしまうのだ。最後、元の世界に戻る主人公。誰かの代わりにはなれない。「それでも」の頻出が気になった。どんなにつらく、理不尽な、悲しいことがあっても、女は、人は、「それでも」生きている。
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