26歳ジョナサンにて "地元を生きる" 2026年10月16日

地元を生きる
地元を生きる
上原健太郎,
上間陽子,
岸政彦,
打越正行
沖縄の社会学に興味を持ち、特に岸先生、上間先生の本を読んでいる中で5冊目くらいに読んだ。 沖縄的な共同体、地元愛、文化など一側面だけを見て語られがちな沖縄。その歴史や、社会性は極めて多様で、ジェンダー、階級など様々な格差が以前強く存在している。ただそれは男だから女だから、大卒だから、中卒だからと言うことだけでは規定できない多様さである。建築現場での男性的な社会や、セックスワーカーとして働かなければならなかった女性の語りなど、どの語りをとっても耳を背けていいものではない。 ないちゃーの我々はともすれば、沖縄的であること、沖縄はこんな場所であると、内情を知らないまま沖縄を概念に縛り付けてしまいがちである。改めて地域を知ること、そこに生きていた、生きている人を知ること(生活史の聞き取り)は、社会的な生き物である人間にとって大切な学びなのだと思った。 以下は読書メモ 沖縄は県外との格差もあるが、県内での格差も大きい。 基地によって雇用などの恩恵を受ける一方で、いろいろな事件が起こる。 第三次産業に従事する人間が多い。 沖縄の安定層、琉球大学などの出身者は返還後の場合は、いわゆる沖縄的な文化に携わらずに育つ人も多く、多くは大人になってから社会に馴染むために必要に駆られて勉強した人が多い。  沖縄では依然存在する階級格差、ジェンダー格差が存在する。 家族のみが子育てを担う社会において、その家族の脆弱さが子供の育ちに強い影響を与えている現状のなかで、かつてあったかもしれないゆいまーるも称揚しようにもそれが成立する基盤などどこにもない。私たちがまず手掛けなくてはならないのは、子どもが自身の生活を話すことができるようにすることだ。
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