
チョム
@abb_20260521
2026年10月17日
アブダラと空飛ぶ絨毯
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,
西村醇子
読み終わった
『魔法使いハウルと火の悪魔』と共に実家から持って帰ってきたハウルの続編的位置づけの本作は、前作とは世界観がガラリと変わったように感じるアラビア〜ンな世界で絨毯を売って生計を立てている青年アブダラがひょんなことから空中浮遊する絨毯を売りつけられたので買ってみたところ美しい姫君と出会い、何度か逢瀬を重ねた何日目かにヤバそうな魔獣みたいな存在に姫君を攫われたところから物語がドンと動き出す。
魔法の絨毯を早々に失う代わりに手に入れたランプの魔人ならぬ小瓶の精霊に毎日ひとつずつ願いを叶えてもらいながら、あまり馬の合わない旅の仲間(元敵国の兵士、母猫、子猫。なお小瓶の精霊を含む)を増やし、王室付き魔法使いを頼るべく目指した街の名称に聞き覚えがあるな〜?と読み進めていけば、出るわ出るわ前作の人々! アラビアンな世界から抜け出して兵士や猫たちと出会ったと思ったら、ちゃんと前作と同じ世界に着地する。そしてなんと、前作と同じように登場人物の相関図のこことここがこうで〜の仕掛けが次々と明かされていき、物語は大団円を迎えるのであった。
今回はラスボスもそんなに悪いヤツではなかった。前作以上に大勢の登場人物たちのほぼ全員が幸福度の高いハッピーエンドではなかろうか。
