ヒポポタマス
@mmddkk85
2026年10月20日
イン・ザ・メガチャーチ
朝井リョウ
読み終わった
推し活ブームを中心とした話かと思ったら、根底に流れてるのは、おそらくあらゆる属性の人間に共通する孤独への恐怖だった。登場人物ごとに異なる感情の揺れや思考のロジックをよくもまあこんなに鮮明に、説得力を持って描けるな、と思う。澄香の大学の友人たちや母親、久保田の職場の後輩の青木など、タイトルにはならないキャラクターにすら、「このときはこう考えているに違いない」と思わずにはいられないほど、対峙しているキャラクターとの性格の違いが伝わってくるのも不思議。無意識のうちに実生活のリアルな知り合いの顔を当てはめながら読み進めていた気がする。垣花道弥の人間臭さに特に引き込まれた。
