
バルーン
@9kv8xiyi
2026年10月21日

去年を待ちながら〔新訳版〕
フィリップ・K・ディック,
土井宏明,
山形浩生
読み終わった
@ 自宅
人生はそういうふうに構築された現実設定で構成されているからです。
凶暴な妻との関係に悩む主人公エリックは、ある時に妻によって仕込まれたドラッグJJ180によって未来へタイムトリップする。そこで未来の自分と会うのだが、、、
ディック特有の現実と非現実の境界が曖昧になる感覚を感じながら、まるでドラッグをやってブレインフォグがかかっているかのように読みました。世界観自体は複雑だけど、根底は分かりやすくて結構読みやすかったと思う。
本を読みすぎるとあまりに多くの事が明るみに出過ぎる。見なくていいものまで目に入ってしまうから、少し生きるのが難しくなる。でもそれを知らないでのうのうと生きる自分を想像もしたくない。つくづく矛盾を抱えているな、と思う反面、それこそが人間の証左だと少し温かみも感じました。





