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バルーン
バルーン
@9kv8xiyi
新米社会人 ワンルームの部屋で壮大な冒険に出ている時が、 仕事からの癒しの時です コメント等大歓迎です。
  • 2026年10月28日
    順列都市(上)
    順列都市(上)
    私は一体何なんだ。データか?プロセスか? 人間をコピーできるようになった時代、富豪は自らのコピーを仮想空間に作り出し半永久的人生を送る。 コピーを通して存在について問いかけている作品というイメージ。スワンプマンのような問いかけで、ある日全く同じコピーが私と入れ替わったらそれは何か違うのか?私の存在条件とは何なのか、そういうことかと思いながら下巻を借りれるのを待ちます
  • 2026年10月25日
    短篇ベスト10
    短篇ベスト10
    そこに善しかないのであれば、悪しかないのと同じことです。 レムの(前衛的な?)短編集。自分の姿を変えられるようになった世界とか、水中で生きる人間とかいろんな話があったが、あまりピンとは来なかった。 あまり神の議論には興味がなくてそのせいかもしれない。いるんだったらいるでもいいし、いないんだったらいないでもいいけど、ただ私の存在は確かにある。だからいるかどうかも分からない存在をなぜ必要以上に気にかけるのか、それよか確実にいる私や世界のことを考えればいいんじゃないかと思ってしまう(私見)
  • 2026年10月24日
    異常【アノマリー】
    異常【アノマリー】
    人生とは多分自分に人生などないと悟った時に始まるものだ。 ある事件を境に様々な問題を抱える7人は自分のドッペルゲンガーと出会うことになる。彼らは自分自身とどのように向き合うのか。 すごくリアルだった。ある人は敵対したり、ある人は協力したり。ただ一様に言えたのは自分の都合で全てを決めていたということ。 自分がもう1人の自分と会ったらどうなるか。多分僕は協力できると思う。自分が選べなかった生き方をして、彼がどういう人生を歩むのか。それを肴に良い友人になれる気がする。
  • 2026年10月21日
    去年を待ちながら〔新訳版〕
    去年を待ちながら〔新訳版〕
    人生はそういうふうに構築された現実設定で構成されているからです。 凶暴な妻との関係に悩む主人公エリックは、ある時に妻によって仕込まれたドラッグJJ180によって未来へタイムトリップする。そこで未来の自分と会うのだが、、、 ディック特有の現実と非現実の境界が曖昧になる感覚を感じながら、まるでドラッグをやってブレインフォグがかかっているかのように読みました。世界観自体は複雑だけど、根底は分かりやすくて結構読みやすかったと思う。 本を読みすぎるとあまりに多くの事が明るみに出過ぎる。見なくていいものまで目に入ってしまうから、少し生きるのが難しくなる。でもそれを知らないでのうのうと生きる自分を想像もしたくない。つくづく矛盾を抱えているな、と思う反面、それこそが人間の証左だと少し温かみも感じました。
  • 2026年10月18日
    ユービック
    ユービック
    人生は目の覚めた幻覚の連続 主人公らを狙う集団を返り討ちにすべく月に向かった一団。しかし目が覚めると時間が逆行する世界にいた。 何がどうなっているのか分からないまま、9割方読み進めたが、最後に怒涛の世界解剖され、何となく理解できた感じ。現実を信じられなくなるそんな感じで、今もベッドの上でふわふわしてる。
  • 2026年10月18日
    ウール 下 (角川文庫)
    ウール 下 (角川文庫)
    どんな人間でありたいかは自分が決める。 遂に明かされた終末世界の状況。各々がそれぞれの信念を持って行動し始める。 エンタメSFとしてめちゃくちゃ面白かった。テンポよく場面が移り変わって、それがリンクしてるから一つずつ丁寧に謎や状況更新があって、読む手が止められなかった! 夜更かしして1日に2冊も読んでしまった。まぁ土曜日だから夜更かしもいいよね!
  • 2026年10月17日
    タタール人の砂漠
    タタール人の砂漠
    それでもやはりページは巡られ、人生の一部が過ぎたことには変わりはないのだ 辺境の砦でいつ来るか分からない敵に備えて青春を浪費する将校を主人公とした、所謂「待ち続ける小説」 閉鎖的な環境で、幻想にも近い期待を膨らませて、加速する日々を過ごすそんな主人公を見ていて辛かった。人生のターニングポイントを過ぎ去ってしまったことに主人公が気づくシーンは重かった。 でも社会で働いてる私も似たようなものだと思う。結局はその業界の、その会社の、その部署の、一つの側面しか知らないで生きている。毎日毎日同じことをやって、ストレスを溜めながら、いつか昇進や素敵な恋などで報われると、有限の時間の中で期待してる。本当にそれでいいのかと、時を超えて作者に問いかけられているような小説だった。
  • 2026年10月14日
    タイタン
    タイタン
    仕事とは何だろう。 至高のAIである「タイタン」により、労働が必要でなくなった時代、主人公はタイタンのカウンセラーとして労働させられることになる。 タイタンと主人公のバディものでありながら、軽妙な掛け合い、メチャクチャな登場人物で非常に読みやすいSF作品。個人的にはこうはならんやろ、と思う部分もあったけど、楽しめた。 仕事に対して今までは、空っぽのレンガを積み立てる虚無的な行為だと一線を引いて、私生活の自由意志の下での行為が本物だと思っていたけど、この小説が少し影響してる。もう少し噛み砕かないといけない。それこそ人間らしく、ゆっくりと。
  • 2026年10月12日
    ソラリス
    ソラリス
    人間の意義についての啓示を求めているのだから 静謐な惑星ソラリスで発見された新種の生命体「海」を巡るお話。海はどんな意図で活動をしているのか。 SFを読んでいてありがちな「征服するか、征服されるか、協力するか」といった筋書きではなく(決して三体やヘイルメアリーの批判ではなく)、そもそも彼らを理解できるのか、ということから描いた作品。確かに言われてみればそうだなって思われることを流麗に書いた本書の読後感はまるでまだ宇宙を漂っているような不思議な感じでした。
  • 2026年10月4日
    渚にて
    渚にて
    そもそもこの涙はブランデーのせい? 人類の滅亡が確定した終末世界で、生き残ったわずかな人達はどのように終末を迎えるのか。 とても感情が揺さぶられた。正直今これをなんとか噛み砕いて感想を投稿しようとしてる今も放心状態。今年のトップ3には絶対に入ると思う。 半年後の余命宣告を受けても、きっと僕は変わらず本を読んで、友達と遊んでいるのだろう。いつもみたいに出社して上司と冗談を言い合って、そんな日々が案外続くのかもしれない。
  • 2026年10月3日
    息吹
    息吹
    存在するという奇跡についてじっくり考えられること、それを喜びたまえ。 17年の時を経てSF短編の巨匠が送り出す1冊の本。そこには様々なシチュエーションを通して答えのない問いをぶつけられる。 でもテッドチャン作品のいいところはそれが単に暗く、ニヒリズム的な本で終わりにならないところだと思う。ディストピア小説を読んでると人間や世界の暗澹とした部分が書かれて暗い気分になるが、テッドチャンはその事実の見方を変えることで、人間讃歌を語るすばらしい書き手だと思う。
  • 2026年10月1日
    ウール 上 (角川文庫)
    ウール 上 (角川文庫)
    意味があるものなどありますか? 終末後の世界、人類は地下144階建てのサイロで暮らしていた。外の世界を知る術はレンズを通してみる景色のみ。だがレンズの清掃に出た者は帰ってくることはなかった。 ついに踏み出した。過去も世界もなにもかもわからない世界の中で、逞しいジュリエットはどうやって生き延びていくのか。新しい明日を迎えることはできるのか
  • 2026年9月28日
    アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
    アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
    電気動物にも生命はある。 犯罪アンドロイドを追うバウンティハンターが主人公の言わずと知れた名作SF。まったり読もうと思ったら面白すぎて2日で読んでしまった笑 人間らしいアンドロイドや機械じみた人間が出てくる小説で、読むに連れて人間とはなんだろうという気分になってくる。ただ結局人間か否かを判断するのは個々人がどのように人間を考えているかだと思った。私の人間の定義は、思考し、諦めの悪い存在だと思っているので、それを満たす存在がいればそれは人間なんだと思う。 体が鉄だから、とかじゃなくて、人間性の条件を満たす存在は全て人間で、その人間性の条件をきちんと自分の頭で考えることというのも人間の特徴なのかも。
  • 2026年9月27日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    僕らはこれから故郷の惑星を救いに行く 異星人ロッキーとの軽妙な掛け合いが面白い。シリアスな戦いを描いた三体とは違うSF小説の魅力が詰まっていた。 いずれ現実でも宇宙に進出していくのか、その時にはどんな遭遇が待っているのか。60歳で死ぬとしてあと35年。それまでに宇宙に行って自分の目で世界を見たいなあ、って思いました。
  • 2026年9月23日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    私たちはみんな犠牲を払わなければいけない 太陽のエネルギーを喰らうアストロファージをなんとかするために、その攻撃を生き延びたであろう惑星へ旅立つ主人公。そこでの奇跡的な出会いが今後の運命を左右する。 全然雨がやまずに上巻を読み終わってしまった。ストラッド姉さんがカッコ良すぎて、下巻でもっと見たいです!
  • 2026年9月22日
    生きるということ 新装版
    生きるということ 新装版
    あることはなることであり、変化することである。つまり、生命とは常に変化するのだ。 持つこととあることの2項対立であることを讃美した本。例えば学習について、持つことで重要視されることはノートなどに書き記して、学んだことを固定すること。一方であることは、事前に自分の考えをまとめて、学んだこととそれを対立させてみること。自分の頭でしっかりと考えて、自己の一部にすることができれば、あることになる。 確かに僕も持つ側の人間で、過去を固定し、固定された常識や観念を自己の意識と勘違いしながら育ってきた。でも最近本をよく読むようになって、自分の経験や気持に素直に反射させて読むようになって、より深く考えることが、つまり新しい自分になれるようになったと思う。あとはそれをアウトプットして、他の人とぶつけ合いながら、決して自分の意見に固執することなく、変化を受容して行くことが大事なのかな!
  • 2026年9月20日
    おわりのそこみえ
    死に際に何を思い出す人生が正解か私には分からない 買い物依存でセックス依存な25歳の美帆が常識破りの周囲の人間たちと共に地獄へ爆進する物語 どこまで行っても救いがない物語だったが、最後のちょっとした一コマがとても輝いて見えた。どこまで行っても理由なんてないのかもしれない、けれどどこかで期待をできたからこそ、その方向を変えられたんだと思う
  • 2026年9月19日
    火星の女王
    より早く進むにはより勢いよく何かを捨てるしかない 火星にコロニーができた、近未来が舞台の世界で盲目の少女リリが地球旅行に行こうとする時に事件が起こる。その背景には生物学者カワナベの大発見があった。 かなりポップに描かれてとても読みやすかった。所々の設定が、ん?ってなることもあったけど、テンポよく進んで楽しめた。いい休日だった!
  • 2026年9月16日
    ライ麦畑でつかまえて
    ライ麦畑でつかまえて
    フィービーがぐるぐる回り続けているのが、無性に綺麗に見えたんだ。 大人になりかけの男子高校生ホールデンが三日間ニューヨークを放浪する。例に漏れず背伸びをして、大人の仲間入りをしようとするがどうにも嫌悪感が拭えない。最後に彼が見たものは何なのか。 まずは文体が大好き。アルジャーノンみたいな形で、思春期の男子高校生になったかのような青い思考にスッと入れた。キャラとして、ホールデンは酒や煙草に手を出して背伸びをするも、どこか純粋な部分を大事にし、その矛盾が愛おしい。まるで青かった頃の自分を見てるみたいで、卒業アルバムを見てるみたいな本でした。
  • 2026年9月11日
    BOXBOXBOXBOX
    BOXBOXBOXBOX
    霧の中で働く人は誰もが希薄になる 霧の立ち込める宅配所で黙々と箱を仕分ける作業者達が主人公。箱の中身を夢想するだけだったはずがいつしか欲望がエスカレートして行く。 まさに霧に包まれた本。読み終わって結局何だったのかはまるで分からない。苦しく、重く、醜い何かを読んだ気がするが、ただもわもわと曖昧模糊に広がるだけ。今日の自分の仕事を振り返って、何をしてたんだろうって呟くのと似た気分。
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