Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
バルーン
バルーン
@9kv8xiyi
新米社会人 ワンルームの部屋で壮大な冒険に出ている時が、 仕事からの癒しの時です コメント等大歓迎です。
  • 2026年8月1日
    ラナーク 四巻からなる伝記
    ラナーク 四巻からなる伝記
    ちりはちりに、灰は灰に SF、ビルディングスロマン、メロドラマ、メタ小説、あらゆるジャンルの色をぐちゃぐちゃに混ぜ合わせた、けれど決して真っ黒一色ではなく、さまざまな色がする一冊。 本当に等身大の主人公は私が抱えるような俗な悩みを作中で問うが、そこから一歩引いたような答えが最後に提示され、長い700ページの旅路はあっけなくもあり、穏やかでもあるようにそっと閉じられ、余韻が消えない!!
  • 2026年7月21日
    夜と霧
    夜と霧
    私たちにとって生きるとは、何かを創造して目的を実現しようとするのではなく、苦しみや死も合わせた総体的なものだった 囚人番号119104番として強制労働を余儀なくされた作者フランクルが精神科医としての知見から当時の状況を分析した本。 暗い話なのかなって思ってベートーヴェンの歓喜の歌を流しながら読んでたら、人間讃歌の本で、優しく慰めてくれるような、真冬の毛布みたいな本でした。これは買います。
  • 2026年7月21日
    偶然の音楽
    偶然の音楽
    この世の物事には何か理由があるはずだって信じ込もうとしてる。でもそんなのは物事の真の姿から目を逸らす手段なだけさ。 ビルディングスロマンとはまるで対極の、故にリアリティ溢れるこの物語。少し砂の女らしさを感じたが、違うのは主人公の思想が初めから動かないことだろうか。
  • 2026年7月17日
    三体3 死神永生 上
    三体3 死神永生 上
    人が何をしても神は覚えている とてもリアル。話の壮大さについては言及の必要ないとして、この状況になった場合に人間はこういう行動になるんだろうなっていうのが本当にリアル。ある種のシミュレーションを見てるみたいですね.. あと一冊で終わってしまう…
  • 2026年7月13日
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    それは等しく美しい生物であった 孤独を恐れ、未知に挑んだ6つのSF短編集。ほっこりするような話が多く、月曜日の夜のリラックスとしてぴったりだった!相手を理解することを諦めたくない、そしてその先にはきっと希望がある、そんな作者の声が言語と時を超えて包み込んでくれるような初夏の一冊でした。
  • 2026年7月11日
    菜食主義者
    菜食主義者
    ただ耐えているだけなのだ。 ある日突然肉を食べることをやめた、ごく普通に見えていた女性ヨンヘを取り巻く3つの物語。徐々に視点がこちら側からあちら側へ向かい、物語の、そしてキャラクターの解像度があがってくる。 残酷なまでに本質的な物語は私の心を掴みました。ただ、個人的にはこの物語があまり普段本を読まない人にどれだけ受け入れられるかが興味あります。こんな世界は知らなければ知らないほど良くて、それに知らないふりをできなくなった人間はもはや狂人だと思うので。
  • 2026年7月11日
    ムーン・パレス
    ムーン・パレス
    全ては結びつきの欠如と、タイミングの悪さと無知故の盲動の結果だった どうやって生きてもいいやと投げやりな一方で、自分のプライドは高いものがある、個人的にはすごく等身大の主人公が偶然彼の出自を知ることになるビルディングスロマン。 リアルな人生って伏線なんてなくて、全ては偶然だよねっていうポールオースターの思想が詰まったようなどこか非情なほどに現実味溢れる、故に面白い作品。この作品と出会えてよかった
  • 2026年7月5日
    三体2 黒暗森林 下
    三体2 黒暗森林 下
    新たな文明の誕生は新たな倫理観の形成を意味する 上巻に引き続いて何をいってもネタバレになる本作。色々な人が色々な受け止め方をして、それぞれの救いを模索する。果たして猜疑の連鎖を止めて、他者を信じることはできるのか。できるにしても、できないにしてもそれは新しい生命のあり方で、もはや旧人類とは違うのかもしれない。
  • 2026年7月1日
    信仰
    信仰
    感動は液体である。それで心の汚れを落とすのだ。 信じるものによっては世界の前提が変わってしまう。今見ている世界もそうしたとても脆い前提の元に立っていて、私たち人間がそれを認識できるとしたら。私たちはどのようにその虚構と付き合っていけばいいのか。
  • 2026年6月29日
    君が手にするはずだった黄金について
    小説家という僕も虚構を売りつけているに過ぎないのかもしれない。 小難しい話が出てこない短編集。とても馴染みのあって、読みやすい。ただ一方でハッと気付かされるような、あぁこれ考えたこともなかったな、なんて不意を突かれるような洞察もあって面白かった。ちょっとおしゃれなお店で小川さんと飲み会をしてるみたいな本でした。
  • 2026年6月26日
    三体2 黒暗森林 上
    三体2 黒暗森林 上
    真実はいつも埃まみれ 全てネタバレなのでもはや何も言えません。でも原始的な物語、壮大なSFにしては余りにも原始的でとても共感できました。 やっぱりどんな荒唐無稽な物語でも現実とのリンクは必ずあるものですね。
  • 2026年6月26日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
    伝染し合いながら人間であることを保つ 普通とは何か、私が理解したと思っていることは本当にそうなのか、画一化が進んでいる社会で私がやっているのは単なるマニュアル作業なのか。そういうことを考えさせられました。華氏451で言うところの不燃ごみを詰め込んでいるような状態でもあるのかと。だとしたら燃やさないと行けないですね
  • 2026年6月21日
    われら
    われら
    幸福とはもはやいかなる欲望も存在しない状態だということ 何から何まで管理された社会で自由を求める謎の女Iに誘惑される主人公。理性万歳だった主人公はIとの邂逅で何を学びどのように変わっていくのか。そして幸福とはなんなのか、人間とはなんなのか、生きるとはどういうことなのか、私は彼らなのか我らなのか。 私にとっての生きるとはもしかしたら、自由な思考を重ねることかもしれない、そう気づけたことだけでもよんでよかった!!
  • 2026年6月7日
    ユートロニカのこちら側
    ユートロニカのこちら側
    神が授けたのは自由だ。過去にした自分の決断が間違っていなかったと確信をするための自由だ。 希望者が移住できる完全情報管理都市において、その造られた幸福から逸脱していく人々の物語。管理とは何なのか、自由とは何なのか、そして私たちは何をできるのか。
  • 2026年6月2日
    蝿の王
    人間は蜜蜂が蜜を作るように悪をなす 無人島に漂流した男の子たちの物語。最初は自由な南国の島での暮らしに愉しく暮らすが、徐々にその本性が暴かれていく。人間が生来的に持っている性質とは何なのか、そしてそれは文明を、教養を覆してしまうのか。
  • 2026年5月30日
    日没
    日没
    いい小説とは書き手が自分に素直な小説である 秘密裡に言論統制が進められたディストピア日本社会を舞台にアンモラルな小説を書いていた主人公が、療養と称して軟禁されるお話。誰が味方か誰が敵か分からない中で、政治と文学の関係について書かれた本だと思いました。社会的に正解な事しか文学に残せなくなるのは、それは果たして正しいことなのか。
  • 2026年5月29日
    沈黙の春
    沈黙の春
    賢すぎることは人間の役に立っておらず、むしろ害悪にしかなっていない。 自然環境の絶妙さ、それに手を入れようとする人間の愚かさを描いた本。最後に出てきた、不妊化したハエを解き放って、絶滅を目指す企てはゾッとした。 ただ人間の場合は、知識で何とかしてしまうのだろうけど。
  • 2026年5月29日
    なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない
    愛することは飲み込まれやすく、働くことはお金と結びつきやすい 生きづらい時代を何とか航海する術を描いたこの本!思ってたより裏打ちがあって面白かった
  • 2026年5月29日
    蜜蜂と遠雷
    幸せの裏には寂しさがある。決して誰も逃れられない根源的な寂しさが。だからこそ我々は歌うのだ。寂しさを。刹那を。幸福を。不幸を。 圧倒的な情景描写で見えないはずの音の流れが可視化された作品。個人的にはむしろコンサートとかで音楽を聴くよりも音楽の面白さが分かった気がする。時に激しかったり優しかったりする音楽が、宇宙へと連れていってくれて、生命を俯瞰させてくれる。そしてそれが高らかに人間讃歌を歌い上げる。読後のカタルシスが異様でした!
  • 2026年5月26日
    すばらしい新世界〔新訳版〕
    すばらしい新世界〔新訳版〕
    生の目的は幸福を維持することではなく、意識を強化し、知識を拡張させること 絶対的なユートピアに野蛮なジョンが紛れ込む。一体、幸福には不幸が必要なのか。人間らしく、私らしく生きるとはどういうことなのか。すごく考えさせられました。今年のベスト5には入ります!
読み込み中...