ジジ📖 "父のビスコ" 2025年4月13日
ジジ📖
@gg_books
2025年4月13日
父のビスコ
平松洋子
読み終わった
借りてきた
食にまつわる周辺の物事から、故郷倉敷、そして3世代に渡る家族の歴史を物語る。 なかでも父との関係にとても惹かれた。介護施設に入所する父に、鰻重を届ける一節で『柔らかな宝石を食べている気がする』という表現に平松さんの比喩につながるものを感じた。 また、同じく食が進まない父の『ここの生活には目新しいものはないほうがいいと思うとる』という言葉の奥の深さ、言葉にされない想いも感じ切なくなる。
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