万年寝たろう "変身/断食芸人改版" 2026年10月28日

変身/断食芸人改版
変身/断食芸人改版
カフカ,
山下肇,
山下萬里
何度となく話には聞いたことがあるし、the 名作として扱われるのに読んだことがない本がたくさんあるので、少し意識して手を伸ばしてみる。 カフカの変身は、目が覚めたら虫、というのはもちろん知っていた。読んだ印象としてまずは、グレゴール、虫になったこと受け入れるの早すぎない?もうちょっと絶望したりパニックになったりしない?だった。そのあとも家族のためを思って部屋に引き篭り続けたり、酷い目にあっているのに健気な受け身に思える。 逆に家族は、元はと言えばグレゴールに依存した生活だったのに、だんだん冷酷になりずっとグレゴールを受け入れることなくあくまで被害者として振る舞い続ける。不条理小説とはこういうことかと腑に落ちた。 断食芸人は途中まで崇高な芸術家だったのかと思わせつつ、シンプルな理由で断食を続けていたというオチにびっくり。
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