
くま
@kuma1211
2026年10月27日
神の守り人(帰還編)
上橋菜穂子,
二木真希子
読み終わった
力の使い方。心の底にある闇。生きていいと思えるようになるまで。
p210「おのれの心の底にある、醜い闇を知るのは、おぞましい」
p301 震える手でアスラを抱きしめるバルサ
p310 チキサに短剣を渡すバルサ
p312 サラユの花が揺れる野でアスラを抱くバルサ
神、文化、人種、思想、力、政治について考えさせられる。
シハナの動機は分かるが、盤上の遊戯の延長のように感じてしまい、読んでいてしんどかった。
身に余る力を持ち、それを振りかざす快感に酔う恐ろしさと後悔を知るバルサが、アスラを見つめる目はジグロがバルサを見つめる目と重なる。子のいないバルサがチキサやアスラを抱きしめる場面、悍ましい力を持ってはいても助けようとするバルサの強さと優しさを感じた。タンダとの言葉のいらない強い結びつきと互いを思う温かい気持ちが伝わってくる描写が好き。