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くま
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@kuma1211
古典文学、近代文学、特に芥川龍之介『地獄変』が好き。 芥川賞、直木賞も読み始めた。
  • 2026年10月27日
    神の守り人(帰還編)
    神の守り人(帰還編)
    力の使い方。心の底にある闇。生きていいと思えるようになるまで。 p210「おのれの心の底にある、醜い闇を知るのは、おぞましい」 p301 震える手でアスラを抱きしめるバルサ p310 チキサに短剣を渡すバルサ p312 サラユの花が揺れる野でアスラを抱くバルサ 神、文化、人種、思想、力、政治について考えさせられる。 シハナの動機は分かるが、盤上の遊戯の延長のように感じてしまい、読んでいてしんどかった。 身に余る力を持ち、それを振りかざす快感に酔う恐ろしさと後悔を知るバルサが、アスラを見つめる目はジグロがバルサを見つめる目と重なる。子のいないバルサがチキサやアスラを抱きしめる場面、悍ましい力を持ってはいても助けようとするバルサの強さと優しさを感じた。タンダとの言葉のいらない強い結びつきと互いを思う温かい気持ちが伝わってくる描写が好き。
  • 2026年10月23日
    神の守り人(来訪編)
    神の守り人(来訪編)
    p46 チキサ見つめ、頭を抱くバルサ p39「たいせつに貯めたもので、ひたひたに満ちている器」 p96 タンダの首に左腕をまわすバルサ
  • 2026年10月20日
    一房の葡萄
    一房の葡萄
    藍と洋紅、白と紫。むず痒い気持ちと柔らかなあたたかさを感じた。
  • 2026年10月17日
    『或る女』 愛と恋と嫉妬と後悔と。欲望に従いながらもがき苦しむ、狂乱の女。 読んでいて辛かった。熱しやすくもころころと態度の変わる葉子の姿には時折腹も立った。葉子の境遇は厳しいものだが、ただただ木村や妹たちが不憫に思えた。 読了後、どうしようもない蟠りが残った。
  • 2026年9月28日
    『カインの末裔』 自然、労働、人間社会の厳しさ、儚い命、失う悲しみを感じる作品。 厳しい環境で動植物を相手に生きている仁右衛門の辛さは伝わってくる。馬に情をかけるなど優しい一面もある。しかし、妻に辛く当たったり、女に通ったり、死にそうになってから赤ん坊を可哀想に思ったり、むっとする場面もあった。 末尾、赤子も馬も持たずに寒い中を歩く二人の背中にはいいしれぬ虚しさを感じた。
  • 2026年9月14日
    虚空の旅人
    虚空の旅人
    皇太子と個人との狭間。虚空を飛ぶハヤブサと新たなる皇国への夢。 皇太子として、ひとりのチャグムとして煩悶するチャグム(p267-)、駒としてみていた兵士の死を目の前にするチャグム(p307)、決意の言葉(p356-) 正反対とも言えるタルサン王子の姿を見て自分を客観的に捉えていくチャグムの姿と、タルサンとの友情が素敵。バルサたちの存在が心の中に強く残りつつも、一人の皇太子として虚空を飛んでいく決意に胸を打たれる。
  • 2026年9月10日
    夢の守り人
    夢の守り人
    わかれ道の後ろに捨ててきてしまった人生。輪の終わりとはじまり。 トロガイ「人はね、生きるのに理由を必要とする、ふしぎな生き物なんだよ」(p111)、二通りある不幸(p175)、言葉の出てこないバルサ(p226)、チャグムとの再会。バルサのあたたかさ(p241-)、ふるえとユグノの歌(p262-) 人間は何故、悲しみを味わいながらも生きていけるのだろうか。「したたかな生き物」(p270)という言葉が胸にすとんと落ちた。夢と花の世界の不可思議さ、思わぬ縁が心に響いた。タンダが帰ってくる場面がはっきりとは描かれず、ユグノ視点に入っていく点が好き。
  • 2026年9月6日
    闇の守り人
    闇の守り人
    自分のなかにある亡霊を消すために。清め弔う槍舞いと透明な水蛇。 何故これほどまでに美しい世界を生み出すことができるのだろうか。 カッサの肩に触れるバルサ。あたたかい手(p305)、ヒョウルとの槍舞い。心の中に顔を出すはげしい怒り(p332-)、「ロウソクの炎がきえたあとのほそい煙のように、さびしさだけが、たなびいていた。」(p337)、水蛇。古き王の死と新しき王の誕生(p338-) 以上四場面は非常に好き。言葉では語れない世界を見た。
  • 2026年9月5日
    精霊の守り人
    精霊の守り人
    過去との邂逅と一歩、気付きと帝への兆し。自分らしい、もがき方。 ともかく、この世界観。 サグとナユグの重なり、強く優しいバルサの暖かさ、立場の異なる者達の繋がり、様々な問題想起 特に、ナユグに引きずられるチャグムを留める杭となり思いを受け止める場面(p219-)、チャグムの「ありがとう。」(p310)、チャグムとの別れ(p313-)は胸に沁みた。
  • 2026年9月3日
    天人五衰
    天人五衰
    「清顕」を追い求め、「なにもないところ」へ辿り着いてしまった。 黒子と年上の女性 代ごとに歪んでいく関係性 「見る」男の不審
  • 2026年8月30日
    暁の寺
    暁の寺
  • 2026年8月26日
    奔馬
    奔馬
  • 2026年8月15日
    豊饒の海 第一巻 春の雪
  • 2026年8月8日
    監禁
    監禁
    文字だからこそできること。故に読書はやめられないと再確認した。
  • 2026年8月8日
    羅生門 蜘蛛の糸 杜子春外十八篇
    語り手の信用のなさ、人間の認識の面白さ。読了後に唸ってしまう。
  • 2026年8月6日
    細雪
    細雪
    家との狭間で立場も考えも異なる四様の姉妹が織りなす物語を描く。 それぞれ問題を抱えつつも、要所要所で姉妹愛が伺える優しい作品。
  • 2026年7月15日
    虞美人草
    虞美人草
    優柔不断な小野さんとはきはきよく活躍する宗近君。読めない結末。 ハイカラモダンな新しい女と古い女。藤尾の最後は予想外で驚いた。
  • 2026年7月11日
    ハンチバック
    ハンチバック
    読了後、しこりが残るような感覚。末尾は解釈の幅の広さを感じた。
  • 2026年7月6日
    八月の御所グラウンド
    死者が自然とそこに存在し交流する不思議でありつつ心温まる物語。
  • 2026年7月5日
    源氏物語補作 山路の露・雲隠六帖 他二篇
    物語には描かれていない世界を後人が見せてくれる、古典の面白さ。 この物語をこのままで終わらせたくない読者達の思いを感じる作品。
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