読書記録 "人生の意味の哲学入門" 2025年4月14日

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2025年4月14日
人生の意味の哲学入門
人生の意味の哲学入門
森岡正博,
蔵田伸雄
第五章は人生の意味と幸福。 「不幸だけど意味のある人生」や「幸福だけど意味のない人生」もありうるのではないか、という切り口から始まって、二つの概念の区別や関係について考える。 最近の分析哲学では、「人生の意味」と「幸福」の概念は区別されるという共通認識があるらしく、サディアス・メッツによる「人生の意味」と「幸福」の共通点、相違点が紹介されている。 しかし、メッツが用いる「幸福」の概念は快楽説が前提となっているという指摘を筆者がしていて(そうでない考え方もある)、 幸福についての考え方として①快楽説②欲求充足説③客観的リスト説が挙げられている。 この本は十一章で構成されていて、これで半分弱まで読んだところ(章によって、テーマと執筆者が違う) 前半の中では、第三章のカヘインの議論が一番面白かった。
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