
花春
@haru-tuge
2025年4月16日

コンクールシェフ!
五十嵐貴久
読み終わった
「料理で人が元気になる」というコンセプトがしっかり描かれていて、すっきりと読めた。
1冊かけてじっくりとひとつのコンクールの最終戦やってるの、贅沢な作りしてる…!
メインキャラ(料理人)は6人だけれど、それぞれキャラが立ってて、応援したいキャラがひとりはいる。孤高の中華料理人、邸さんが好きだ…。
6人それぞれをしっかり描かれているからこそ濃淡が少なく、若手コンクールとはいえ既に名店の第一線で働いている人たちなのでミスらしいミスもなく、妨害行為もなく相手に対するリスペクトもあり…で、結果的に「料理バトル系に期待するメリハリ」みたいなものは無い。
ぶっ飛んだ料理バトル漫画に慣れているからか、「みんなちゃんと料理してる…!」「コンクールで学びを得てる…!よかったねえ…!」と一周回って新鮮で面白かった。
機材とか料理のやり方、各自のキャラクター性が文章では想像し切れなかったので、漫画やドラマで読みたいなあ。キャラクターもそれぞれ魅力的なので、ひとりひとりをもっと掘り下げて、キャラ同士の相互作用も見たかった!