Aqu4 "心の哲学史" 2025年4月18日
Aqu4
@aqu4
2025年4月18日
心の哲学史
村田純一
,
渡辺恒夫
読んでる
読み残しを少しだけ拾い読み。私の理解する限り、現象学とは心的現象の私秘性を否定して、志向性や表象や心というものを自然主義的に理解しようとする企てのようだ。ただしここでの自然主義とは必ずしも物理主義と同じではない。
Aqu4
@aqu4
「現れ」について、その現れ“方"を客観的に記述可能な仕方で取り出してしまったら、当初の「現れ」が持っていた一人称的性格は致命的に失われる。それは結局、「現れ」自体を否定することになるのでは。
Aqu4
@aqu4
「意識に直接に与えられるもの」からスタートし、志向性についての分析を経て、我々に与えられる世界の構造を明らかにするというのが現象学のプロジェクトであった。しかし、意識には常に生活世界の存在が前提されていると言えてしまうのであれば、最初からその世界の存在から始めればよく、当初の「意識に直接に与えられたもの」なんて必要ないということになるのではないか。
読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved