ゆう "興奮しやすい子どもには愛着と..." 2025年1月17日

ゆう
ゆう
@suisuiu
2025年1月17日
興奮しやすい子どもには愛着とトラウマの問題があるのかも
こどもの居場所を運営していると毎日いろんなことが巻き起こる。こどもはわたしたちの斜め上を行く。それも全速力で瞬く間に駆け抜ける。それほどまでの衝動と突き動かされる思い、怒り、不安、悲しみ、嬉しみ、喜び、つながりたい気持ちがあるのだということを痛いくらい感じる。特にトラブル時の判断をすることが多く、単純な事実関係に追いつくことも、背景への思いを巡らせることも、ついていくことに精一杯。まだまだまだまだ勉強中の身だしきっとずっとそう。そうありたいと思う。 彼らの思いを完璧に「理解」することはできないし、わたしたちの関わりの「正解」がどこかにあるわけでもない。ただただ悩むしかできない。わたしたちは彼らとともに考え続けることしかできない。 この本には、いわゆるこども支援に関わるスタッフやチームの裏側がたっぷり書かれてある。職員だって辛いし悩むし、感情的になることも疲弊することもある。そこをスタートラインにしていることが素晴らしいし心底救われる。どこもこうなんだという肯定と、それでも結局ひとりひとりの人間同士として向き合い続けるしかないのだというシンプルで明るい諦めを感じることができる。そう、結局はシンプルなことだったりもする。ただ、いかにそれを大事にし続けられるか。仮面や理論を一旦脇に置いて、あなたはどう思う?それってこういうこと?そうかそうか、わたしはこう感じているよ、こう考えているよ。どう混ぜ合わせられるかな?そういうことを忘れずにいたいと思わされる本だった。
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