
ミキ
@miki___63
2025年4月20日

ハナコはいない
チェ・ユン(崔允),
朴澤蓉子
読み終わった
最初から最後まで、ずっと嫌な感じがしていて、眉間にシワを寄せながら読んだ。大学時代から社会人になりたての頃の、忘れていた記憶やさまざまな人たちの態度がフラッシュバックしたりして、正直、気持ちのよい読後感ではなかった。
翻訳を手がけた朴澤蓉子さんのあとがきを読んで、ハッとさせられる。フェミニズムや女性蔑視の問題としても読み取れるけれどそれだけじゃない。自分には、誰かに対して見て見ぬふりをしてきた「ゆがんだ習慣」や「ゆがんだ隙間」はなかったか。むしろ、そんな隙間だらけだったようにも思えて、胸が痛い。



