
ROJI
@rojiura
2025年4月16日

バッタを倒しにアフリカへ
前野ウルド浩太郎
読み終わった
本当に面白かった。ドラマ化して欲しいと思う1冊。
昆虫、主にバッタを研究する貧乏ポスドクだった著者が就職先に困り、夢と生活を両立するためにアフリカ、モーリタニアへと旅立つ。
いわゆる蝗害対策チームに参加した時の話であるためバッタの話ばかりかと思いきや、スイスイと読めるほど軽い語り口でかつ状況がわかりやすい。
サハラ砂漠の研究所や遊牧民たちとの出会いや協力、文化の違いがエッセイ形式で楽しく書かれ、逆にバッタにはなかなか出会えず砂漠を走り回ったり、なけなしの金で買おうとしてみたり、と苦戦する。
夢と勇気と砂とヤギ、それからバッタに塗れた本当に楽しい本だった。




