𝚗𝚊𝚝 "森があふれる" 2025年4月24日

森があふれる
森があふれる
彩瀬まる
私小説家とその書かれる対象をめぐるメタ的な小説かと思っていたら、「それ以前」の話をしてきてかなり驚いたがおもしろかった フィクションにおける女性の客体化を、女性たち自身も内面化しているというのはニナメンケスのドキュメンタリーを見たときにも思ったこと この私小説家は『哀れなるものたち』のマークラファロとちがって本を奪いはしないからまだマシなのかも!!(あいつ嫌いすぎ!!) ――ただ、そうだな......登場人物の役割分担や働き方に、性別が影響しないお話をもっと読みたい。そういうどちらの縄張り......縄張りって言い方もいやだな......男性向け、女性向けに分けられない、待ち合わせ場所みたいな話がたくさん出て、当たり前に内容を話し合えるようになったら、いいと思う。好みに応じてグラデーションで男性向け、女性向けに分かれていくの。(p.180)
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