りょう
@ryozy
2025年4月23日

読み終わった
来月、山陰を訪れることになった。
鳥取・島根には3日間ほど滞在する。せっかくなので、こうした機会でもなければなかなか読めない『古事記』に予習がてら手をのばしたりしている。
足立美術館や出雲大社、石見銀山など、行ってみたいところをリストアップしていくうちに思い出したのが、司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズだ。
本書で描かれるのは鳥取県東部の因幡と西部の伯耆。知らなかった地名が次々と出てくるので、この機会に辿ってみたい道が増えてくる。
「低い山々が堤のようにこの小型の湖をかこみ、池中には七つの小島がうかんで、昔噺(むかしばなし)のなかの王国に入ってきたようにうつくしい」
リストはもういっぱいなのだけれど、こんな描写をされる風景には足を運んでみたくなってしまう。旅の時期が1985年5月ということなので、ちょうど40年後の風景を追うことになりそうだ。
聖地巡礼といえば、そうかもしれない。