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@blue-red
2025年4月27日

ひとりっ子
グレッグ・イーガン,
山岸真
再読した
脳へのインプラントや機械化といったネタを使い、心や思考に係る事象を科学的な言葉を使って身も蓋もなく描写する、アイデンティティSFと呼ばれる作品群は、いまでもフレッシュに読める。「行動原理」「真心」「決断者」「ふたりの距離」
一方で、量子力学ネタにどうにも冷めてしまう自分には、表題作や「オラクル」は最初に読んだときもそうだったけどあんま楽しめない。なんとも浮いている「オラクル」のTV討論会は、ロジャー・ペンローズの主張に反論したい作者の個人的趣味でしょう