
まる
@___if_na
2025年4月29日

読み終わった
おいしいごはんの出てくる、やさしい物語かと思って手に取ったけれど、全くそんなことはなかった。私はおいしいご飯が大好きで、その悦びを共有できる人と共に過ごしたいけれど、二谷の食への感覚も否定できるものではなくて、嫌悪と共感に、ぐぬぬ……と思いながら読み進めた。芦川さんのような想像力を欠いた善意の塊のような人が職場にいたら、私は厄介と感じると思う。考えさせられる、というより自分の抱いた感情を分析せざるを得ない小説だった。
ザラザラした読後感をどうしようかと考えて読んだ、一穂ミチさんの解説がとてもよかった。






