
ゆい奈
@tu1_book
2025年5月2日

季節が好きなわたしとマダム
にいざかにいこ
読み終わった
@ 自宅
おおげさなことをしたいわけじゃない。たとえば風通しのよい服をだしたとか、毛布を洗ってタンスにしまったとか、そういう暮らしのなかにあるひとつのことに、すこしだけ意識をむけると季節の移ろいというのは、私たちの生活のなかにきちんと存在しているのだなとおもう。
田舎暮らしはよりそういったことにからだを馴染ますというか、自然の流れでそれらがやってくるからうれしい。たとえば雨が降った翌日には、たけのこ掘りをしたり、晴れた日には苺に陽の光をあててやるために葉を切り、苺のベッドにかえてやる。いよいよ夜になるとカエルの合唱が聞こえてきて、そういえば緑が増えたなと庭をみると紫陽花の葉がツヤツヤとのび、蕾をつけている。そんなことを通して、もうすぐ梅雨か〜なんておもう。
人によって豊かさの定義はちがうけれど、私は自然のなかで四季折々をたのしめること、そしてそのなかで好きな本を読めるこの暮らしが、なによりも豊かだなあとおもう。
しあわせだ!
「“しなくちゃ”を追いかけつつも、小さな楽しみを暮らしに取り入れることを大切にしています」









