

ゆい奈
@tu1_book
だいたい眠い
- 2025年8月26日夏物語川上未映子読み始めた姉たちと8月に読もう〜!と話していたのに、開いていなかったので、はたと開く。単行本で読んで以来。好きな本が文庫化されると買ってしまう現象のもと購入し、数年経っていた。さて読みましょう。
- 2025年8月24日&Premium(アンド プレミアム) 2025年 10月号&Premium編集部読み終わった本特集の雑誌はきりがないからと購入するのは控えようと何度もおもっているのに、結局買ってしまう。そして毎度読みたい本が増える。今回は好きな人がおおく載っていたので良いことにしておこう。さてさて人の本棚というのはどうしてこんなに魅力的なのでしょう。100人くらいの本棚を集めた写真集とか出してくれたら絶対買うよね。間違いよね。 「意味がわかっていない作品もたくさんあります。だけど、たった一行、強度の高い文章に出合えればもうそれでいいんです。言葉の美しさや意味は後からやってきてくれるから。」(永井玲衣さんのインタビューより引用)
- 2025年8月24日親愛なるキティーたちへ小林エリカ読み始めたわぁ…これはオールタイムベストにはいるだろうなぁ…(まだ読み途中)。ああ、いたいた、ここにいた。小学生の頃に『アンネの日記』を読んで、その聡明さ、美しさ、かっこよさに惹かれた人が。
- 2025年8月23日誕生日の日記いがらしみきお,イリナ・グリゴレ,me and you,pha,三宅唱,三輪亮介,古賀及子,大崎清夏,柴沼千晴,植本一子,金川晋吾,鈴木一平,阿久津隆読み終わった「もっと生活に目を凝らしたい。いつだって、夜の街に広がる光の中にある無数の生活と、そのささやかな喜びのことを想いたい。」(5月24日 三輪亮介さんの日記から引用) 読みながら、わたしはお正月生まれなので書くとなれば一番はじめだな、いや、ちがう、ともだちに元旦生まれの子がいた、とかそんなことを思い出して、長女はここ、次女はここ、甥っ子はここ、父と母はここで、親友はここ。とか、次第にいろんな人の顔が思い浮かんできて、なにかを読んで、だれかの顔が思い浮かぶことがうれしくて、あ、これはたぶん、愛だとおもった。生きて死ぬ、そのあいだの今を、思い浮かんだ人たちのそばで笑いあいながら過ごしていきたい。今のわたしの願い。
- 2025年8月22日
- 2025年8月22日女の子たち風船爆弾をつくる小林エリカ読み終わった春が来る。桜の花が咲いて散る。 戦果を上げたと喜び、わたしたちのものとされる領土は拡大していき、そこでは女が子供が犯され、男は殺されていった。次第に、無数のわたしと、わたしたちの背後にも戦争の影は近づき、ある日、学徒動員で招集される。 極秘で開発された風船爆弾「ふ号」は、太平洋上約8000kmを飛ばして横断させ、アメリカ本土への直接攻撃を狙った殺人兵器だった。風船の素材はゴムにかわる、和紙とコンニャク糊。手先の柔らかい若い女学生が和紙の貼り合わせに適している、ということにより、少女たちが選ばれた。飲んだり食べたりもせず、15時間ぶっ続けでの労働、睡眠時間は3、4時間、手はたらこのように腫れ、そして白い二粒の錠剤(おそらく覚醒剤)を飲まされていた。彼女たちが、じぶんたちがなにを作っていたのか、それで人が死んだということを知るのは終戦後40年の時が経ってからのこと。戦争に加担していたという真実を知ったのは56歳、あるいは57歳のときであった。 春が来る。桜の花が咲いて散る。 無数のわたしと、わたしたちから、語られたあの日々の真実。 戦争というのは容赦がない。そのときがくれば、たとえ子供でも否応なく巻き込まれていく。加害者にも、被害者にもなりうる。だから、こんなことは、二度と起こしてはならないのだと、戦争反対と大きな声でいえる今をつづけられるように、何度も何度も訴え続ける。人が人を殺して、なにになるというのか。今もなお、世界では、人が人を殺している、人を人として見ていない人たちがいる。絶望してもなにもはじまらない。だけど絶望してしまう。世界中から戦争がなくなりますようにと願うことしかできない。あまりにも無力。
- 2025年8月20日誕生日の日記いがらしみきお,イリナ・グリゴレ,me and you,pha,三宅唱,三輪亮介,古賀及子,大崎清夏,柴沼千晴,植本一子,金川晋吾,鈴木一平,阿久津隆読んでる読んで寝る仕事の勉強ばかりになってしまい、ついに昨日は一度も本を開くことなく過ぎていってしまった。満たされない日の眠りの浅さったらないということをはじめて知る。きょうも子の寝かしつけ後から勉強していたので、寝る前だけはと思い、開く。本を読むことでしか満たされないものがあるのに、しかし仕事のことも気になり、中途半端。あああああああああ。いや、もう今からは考えない。仕事は一旦置こう。読む。
- 2025年8月16日八月の光フォークナー読んでるお風呂読書リーナが延々と話しているのを、相槌もうたずに聞いているアームステッド夫人がなんだかとてもいい。アームステッド夫人の思考も垂れ流しで知りたい。私だったら、しょうもな〜騙されてやんの〜とか脳内でいってしまっているとおもう。決して口にはださないけれど。
- 2025年8月16日女の子たち風船爆弾をつくる小林エリカ読んでる無数のわたしの、素朴さ、淡々とした言葉たちに胸をえぐられる。加害をした側であることを絶対に忘れてはならない。そして膨大な資料に基づいて書かれたことがありありとわかり、読みながら、背筋がのびていく。すごい本。
- 2025年8月13日
- 2025年8月13日女の子たち風船爆弾をつくる小林エリカ読み始めた文藝の対談がとてもよかったので、いそいそと本棚からとりだしてきた。わたしが読みたいものがなんでも揃っている私の本棚が世界でいちばんの本棚だとおもうなど。数ページ読んで、ぱたりと閉じる。こころして読まなければ。丁寧にいこう。
- 2025年8月12日読み始めた小林エリカさん、永井玲衣さん、奈倉有里さんの対談がべらぼうによかった。"戦争"という言葉と、今の私の日常はすぐに結びつくような身近なものではない、知らなければと本を読むほどに遠のいている気がする、だってわたしの日常はあまりにも平凡だ、とおもっていたのだけど、それはちがうのだ、あらゆることが戦争と隣り合わせなのだということを思い知る。悪しき見本として語られるロシアのウクライナ侵攻前の政治、圧力があまりにもリアルでわかりやすく、政治について、生活について、思考をめぐらせることの重要性をこれでもかというほど感じた。この対談を読めただけでも文藝を買ったかいがある。 村田沙耶香さんの『忘却』も読んだ。なんだ、この恐ろしい短編は。救いはない。
- 2025年8月12日八月の光フォークナー読み始めたお風呂読書さ〜て、八月も中旬ということで、いよいよ『八月の光』を読みはじめる。日常生活の余白には戦争文学をもうすこしのあいだ読んでいたいので、ひとまずお風呂読書。リーナはすったもんだあって(すぐにおわってしまったけどすったもんだありすぎてた)4週間の旅を経て、どこやらかの街にやってきたようです。というところできょうは終わり。たのしみです。
- 2025年8月11日ひめゆりの沖縄戦伊波園子読み終わった自軍からのスパイ嫌疑による住民虐殺、壕おいだし、食料強奪、“集団自決”の強要。住民、そして10代のこどもたちをも学徒動員として巻き込んだ国内戦の悲劇。ひめゆりの塔には二度いった。彼女たちの顔写真をみながら息がうまくできなくなるような感覚に陥ったことを今でも覚えている。 当時の沖縄では子が泣くと、壕を追い出されるか、自軍に容赦なく殺された。2〜3歳の子達は、足手纏いになるからと南へ逃げる途中の壕で置き去りにされることもあったらしい。ということを夜泣きする子をあやしながら読んだ。子は怖い夢をみたのか、隣に母がいることを何度も確認し、からだをぺたりとくっつけて眠っている。すこしでも離れると大泣きするので私はこのまま眠りにつくことになるだろう。当時のことをおもう。置き去りにしていく母、わけもわからず暗闇に残される子。子は母を呼びつづけただろう。母は後悔にさいなまれただろう。想像し、胸が張り裂けそうになる。 どうか我が子が平和な世を生きれますようにと願う。 p128「だれもが生きたいと念じつつ、死んでいったのです。当時の皇民化教育と軍隊の倫理が、生きるという選択を許さなかったのです。戦場、そこにはすでに人間はいませんでした。人間が人間でなくなる場所。ーーーそれが戦争なのです。」
- 2025年8月10日新版 いくさ世を生きて真尾悦子読み終わった泣く赤子を自らの手で殺すしかなかった母、死んでしまった母の乳を吸う赤子、ひとりぼっちとなり泣く幼児、怪我をして歩けない人、助けを求める人、を横目でみながら歩をすすめる。次第に、どんな光景をみても、なにも思わなっていく生き地獄。そしてあの時代を生きた女性たちは、戦争中は自軍の、戦後はアメリカ軍の性暴力にも怯えた。誰も口にはしないけれど、誰しもが一度は被害を受けていたという。心までもが殺されていく。しかしそうしなければ生きれない現実もあった。想像を絶する悲惨さに、胸が押し潰される。戦争は人間を化け物にする。 p49「わたしが、戦争の夢を見てよくうなされるもんですからね、主人が、キミ、いつになったら忘れられるのかって可哀そうがりますけどね。生きているかぎり、あの恐ろしさはどこへも消えません。死ぬまで、わたしにとっての戦争は終わらないんだ、とそう思っています」
- 2025年8月9日広島第二県女二年西組関千枝子読み終わった二年西組の生徒たちは、広島市雑魚場町の解体作業に勤労動員されており、そこで午前八時十五分、被爆した。爆心地から僅か1.1キロメートルの地点だった。 あ、こんなにひどい全身状態でも脳はクリアなままだったんだ、という衝撃と、そのあまりにもむごい状況に、唖然とする。もう二度と過ちを繰り返さない未来であってほしいと願う。核兵器なんて世界からなくなってしまえばいい。 あるとき、白い色は敵機からよく見えて危険だからと、夏服や体操服はすべて強制的にカーキ色のような“国防色”染められたらしい。しかし皮肉にも国防色に染められた服を着ている者のほうが火傷の具合はひどく、真っ白の服を着ていた者の火傷は軽傷だったという話が印象に残っている。
- 2025年8月7日広島第二県女二年西組関千枝子読み始めたきのうから電子書籍で三日間無料で読めるとのこと。わたしは紙でもっているので、紙で読む。目を背けたくなるけど、忘れてはならないことが書かれている。未来にこんなことが起きないように、絶対、絶対、起きないように、起きてしまったことを知る。いつか、子に伝える。それが今のわたしにできること。
- 2025年8月7日
- 2025年8月5日GOATチョン・セラン,小川哲,尾崎世界観,市川沙央,西加奈子読み始めた『星を編む』を読もうとしていたのだけど、すこしだけ熱をさましたくて、散らかった部屋を掃除し、寝るまえにぱらぱら〜となにか読みたくて、小池真理子×東出昌大の対談『愛と喪失と、ときどき動物』を読んだ。おふたりに共通するものと、それらを言語化されたものにたいし、正直いうと素直に受け入れることはできなかった。だけどそんなふうに世界がみえているのか、そういう考えかたもあるのだなあということは頭の片隅に残しておきたい。いつかわかりたいともおもわない、だけど、いろんな形がある。わたしの頭はかちこちだ。 「人の道からどうしようもなく外れていくことが不潔なら、世界の文学史に残された恋愛小説の名著は、ほとんどすべて不潔、ということになる。」
- 2025年8月5日ダロウェイ夫人ヴァージニア・ウルフ,丹治愛読みたい文學界9月号の特集が『ダロウェイ夫人』らしく、柿内さんのお名前があり、ありゃ………これは読むべきなのでは………となっているところ。群像にも柿内さんの名前があったんだけど、これはもう売れっ子なのでは。ということで文芸誌を買う理由ができてしまったので買う。
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