
つつじ
@m_tsutsuji0815
2025年5月3日

IDENTITY(アイデンティティ) 尊厳の欲求と憤りの政治
フランシス・フクヤマ
読み終わった
理念の国の人だなあ…
"左右両派に顕著に見られるようになった「アイデンティティの政治」には、深刻な問題がある。というのも、かつて大きな代償を払って克服した、人種、民族、宗教など、固定された性質に基づくアイデンティティ政治に逆戻りしているからだ"
"右派の側では、人種や宗教に基づいた以前のアイデンティティに退行している人がいる。共和党の元副大統領候補サラ・ペイリンはかつて、「ほんとうのアメリカ人」は小さな町や地方に暮らす人たちだと言った。大都市の多様な人々を排除しようとする発言である。そしてドナルド・トランプがこの見解をこれまでにない次元にまで盛り上げ、ふたたびアメリカを民族や宗教に基づいて理解するように主張する醜悪なポピュリスト・ナショナリズムを呼び起こした"
「自分の中に社会的自分から隠された"ほんとうの自分"があり、ほんとうの自分は社会から承認されるべきだ」という「アイデンティティの政治」の「あの感じ」は本書によればルソーに由来するらしい
ルソーの思想について賛同できないしなんなら好きではないと思っていた高校生の自分を褒めてやりたい
