
くま
@arienai
2025年8月5日

どちらかが彼女を殺した 新装版
東野圭吾
読み終わった
主人公康正が妹を殺した犯人を探す物語。容疑者は元恋人か親友の女。第一発見者の兄は犯人への復讐のために殺害現場を隠蔽。ただ一人だけ加賀恭一郎はその工作を気がつく。
康正目線で読者も犯人を推理していきます。そしてまさかの加賀恭一郎シリーズ。加賀刑事も出てきます。
全ての細かな描写が全てがヒントにみえて怪しく思えます。主人公康正も交通課の警官ということで犯人探しはかなりスイスイ進みますが決め手に欠け、そこに現れる加賀刑事。康正が目についてないところから真相に近づく加賀刑事、逆に康正しか知らない情報もありドキドキします。なんといっても最後まで犯人は明かされない!私は一切犯人がわからず、小説についてる推理の手引きの袋とじも読みましたがそれでもわかりませんでした(笑)それでもかなり面白いです。
気になる点としては容疑者候補の二人と被害者園子の関係性を思うと、最後の方に園子にも殺されるだけの理由がある(もちろん殺人の正当化はしてません)みたいな感じはちょっと納得いきません。元恋人にしろ親友にしろ結構胸糞悪いな〜!となりました笑