山兎温泉♨️📚 "カフネ" 2025年5月9日

カフネ
カフネ
阿部暁子
食事は生きてる喜びの一つであると切に感じる事があります。 生きるということが、痛みや苦しみで喪われていくものなら、抗うためにも食べなければならない。 食材一つとっても、自分一人では決して簡単に作ることは出来ません。当たり前すぎて見落としがちですが、感謝し感謝される輪の中にいることを思い出させてくれます。 後半少し要素が詰め込みすぎな気もしましたが、食事によって逞しく生きる力を取り戻していく薫子がどんどん魅力的になっていき、未来を感じさせる終わりで良かった。 カフネという表題は、やはりよいですね。
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