
kiyotakao
@kiyotakao
2025年5月10日

読み終わった
ジャンププラスのヘビーユーザーです。
ちょうどキャンプに行っているときに、HUNTER×HUNTERの連載が再開されることになり、0時に読みたい、と思って、サイマル配信されるジャンプを読み始めたころから、ヘビーユーザーです。寝袋の中でHUNTER×HUNTERの、最新話を読んだ記憶。
そんなジャンプラの10年の歴史を振り返るノンフィクション。
この本は、いくつもの視点で楽しむことができました。
・ダウンロード数3000万を超えるアプリが、生み出され、伸びていく物語として。
・斜陽と言われる出版業界における新規事業のあり方として
・一方で巨大なIPを持つ会社がどのようにその資産を活かす道をみつけていくのか、そして、コンテンツのマネタイズの方法論として。
・デジタライゼーションの一事例として。
・日本を代表する企業である集英社の内部のリアルを描いたノンフィクションとして。
・何より、僕の人生においてずっとそばにいるジャンプの新しい物語として。
中でも、このあたりはめちゃ面白かった。
以下、本文より引用。
『震災のニュースを見ていたら、避難所でマンガを読んでいる子供が映ったんですよ。しかも読んでいたのは「HUNTERxHUNTER」だった。それを見たとき、エンタメの大事さを感じました。』
『(はてなでは)インターネットにとって良いことかどうかっていう判断が先にくるから、目先の利益という観点は結構後ろになっちゃいますね。利益が出るけどインターネットに悪いことだからやりませんって素直に言える会社だと思います。』
『よくKPI(重要業績評価指標)を立ててどうこうみたいなことを言われますよね。それで分析してもらって返ってくるのが「DRAGON BALL』とか「ONE PIECE」や「NARUTO・ナルト・」をこの位置におけば、アプリ内の回遊率が上がりますよとか、そういう話ばっかりなんですよ。』
『でも、「ジャンプ+』からヒットが出るのは当たり前の話なんですよ。なぜなら、手数を出してるから。手数なんですよ、マンガって。
ヒットを出すためには大きなプラットフォームで手数を出す。それしかない。』

