masaki "価値論" 2025年5月17日

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@masaki-yamasaki
2025年5月17日
価値論
価値論
デヴィッド・グレーバー,
藤倉達郎
550ページ超えの厚本、GWから二週間以上かかってしまう。訳者解説が100ページほど(これが本書の理解をかなり助けてくれる訳だが)。 グレーバーの本は初(ブルジットジョブも読んでいない)だが、訳者のおかげか、とても読みやすい。リズムが良い。ただ内容は、人類学的思索が錯綜して(解説にもこう書かれている)、大変だ。 「価値」とは何か、並行して、数冊読んでいる。かなり根深く、答えは出なさそうなことはわかってきた。 ポスト・ポスト構造主義的で、アクターネットワークと通ずる構造論(可変的に構造を捉える)を語る場面がいくつかある。しかし、ANTの「アクターを追え」とは違い、より良い政治を行うために、構造的枠組みを可変的な前提の上、用いることは有用のような話が、トランジションシティ論とも通じて、都市や地域の分野でも援用しやすそうであった。いずれにしても、数回読まないと、きちんと理解できない。
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