Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
masaki
masaki
masaki
@masaki-yamasaki
都市・まちづくりの研究者 読書は、都市や地域、思想や社会、文学や詩、写真など。 「まち」をテーマにした、ブレンドコーヒー、文章、写真の作品を作っています。
  • 2025年5月28日
    インパクト投資
    インパクト投資
    並行して日本人の書かれたインパクト投資の新書を読んでいる。二冊とも大体同じような業界の流れが書かれているので、雰囲気はこれらで掴める。 金融資本主義に代われる可能性を皆で世界中で追い求めていると知れる。ベストなやり方かは誰も分からないだろうけれど、社会が居心地よくなるための、一番、今現実的な取り組みのように思える。
  • 2025年5月21日
    「地域の価値」とは何か
    「地域の価値」とは何か
    「価値」とは何かを数冊読み進めている中で、どんぴしゃのタイトルの本書を見つける。 地域経済学の分野で議論されていた研究会メンバーのアンソロジー的論集。この種の書籍でよくある著者が様々にいるパターンで、前半の理論的解説は参考になりつつ、後半に行くにつれて、内容や粒度がバラバラとしてくる。 全体として、依拠している文献が似ているところから、この界隈で議論されていることが、各章の参考文献を見れば一覧となっている辞書性として機能しそうな点は良さそう。 ここでもアクターネットワーク(主にカロンの論)が出てくるのか。本当に幅広い分野に影響を与えている。
  • 2025年5月17日
    価値論
    価値論
    550ページ超えの厚本、GWから二週間以上かかってしまう。訳者解説が100ページほど(これが本書の理解をかなり助けてくれる訳だが)。 グレーバーの本は初(ブルジットジョブも読んでいない)だが、訳者のおかげか、とても読みやすい。リズムが良い。ただ内容は、人類学的思索が錯綜して(解説にもこう書かれている)、大変だ。 「価値」とは何か、並行して、数冊読んでいる。かなり根深く、答えは出なさそうなことはわかってきた。 ポスト・ポスト構造主義的で、アクターネットワークと通ずる構造論(可変的に構造を捉える)を語る場面がいくつかある。しかし、ANTの「アクターを追え」とは違い、より良い政治を行うために、構造的枠組みを可変的な前提の上、用いることは有用のような話が、トランジションシティ論とも通じて、都市や地域の分野でも援用しやすそうであった。いずれにしても、数回読まないと、きちんと理解できない。
  • 2025年5月2日
    都市社会学を学ぶ人のために
    良書。必要最低限の内容が、無駄を削ぎ落として、論文のように詰め込まれている。けれど、読みやすく、理解しやすい。特に、編者の玉野先生の部分は分かりやすい。
  • 2025年5月1日
    じゃむパンの日
    笑った。それも何度も。腹をかかえて。装丁がとても大人しいから、まさか、であった。 この小刻みなテンポがいい。そういえば前から、言葉を詰め込んだ早口のような曲が好きだった。このテンポ、この前買いた文章にも影響を与えた。たぶんこれからそっと影響を与えてくると思う。 島田さんのおすすめということも、なるほど分かった。「初子さん」も届いているので、続いて、ちびちび読もう。
  • 2025年4月24日
    社会的なものを組み直す
    社会的なものを組み直す
    全577ページ、ああ長かった。途中、筋トレしているようであった。 何々ではない、何々ではない、、、と外堀を埋めるように主張がされるので、長さを感じる。そう思うと、途端に大事な話が来るので油断できない。 ただし内容は、情熱的で、誠意があり、多くのヒントがあって、とても勉強させていただいた。何度も開きに戻ってくるであろう。
  • 2025年4月17日
    社会の構成
    社会の構成
    なかなか読むのに苦労した。元の文章か、翻訳の文章のせいか。 トランジションの文脈でも依拠される、ギデンズの構造化理論の集大成的な本を一通り読んでおく。
  • 2025年4月16日
    移動する地域社会学
    アクターネットワーク理論を日本に広めてきた一人の新単著。とにかく前半の理論説明が、丁寧で分かりやすい。後半の事例研究は、あとがきにもあるように、これまでの自身の研究成果を集めた形になっているので、やや前半ほどのインパクトは薄い。ただ、アクターネットワーク理論を、どのように地域社会の実践や研究に応用するかの参考と限界を知ることができた。
  • 2025年4月10日
    原因を推論する -- 政治分析方法論のすゝめ
    こちらも研究の方法論の名著として名が上がる本。高根の「創造の方法学」の方が、個人的には好きだった。 もちろん参考になる部分はたくさんあったが、主に学生向けに書かれていてか、学生の気を引くための定量分析例(所得とか、就活とか、成績とか)が多く出てくるのと、肝心の分析方法自体は他の書籍に譲る、という流れで、こういう授業学生時代苦手だったなと思い出した。 (まさか読み始めてから12年ぶりに新版が発売されるとは、、、)
  • 2025年4月8日
    カステーラのような明るい夜
    カステーラのような明るい夜
    特別に何もない日でも、亀之助の詩を、日本酒ちびちびして読めば、何かがあったような気がする
  • 2025年4月7日
    社会科学のケース・スタディ
    社会科学のケース・スタディ
    トランジション研究で、よく依拠される方法論の書。翻訳が意訳になっていないので、かなり読み進めるのが辛かった。持久走のように読みきった。 どんどん複雑で、抽象的になる社会を、どのように科学し、工学するか。まだまだこれから始まるところであろう。
  • 2025年4月7日
    日本の写真家〈40〉須田一政
    須田の主要な日常の写真が並ぶのとともに、思想の解説が充実していて、理解が進む。
  • 2025年4月7日
    創造の方法学
    創造の方法学
    社会科学の方法論の古典と言われている一冊。 まさに古典的として相応しい。 とても基礎的なことを、丁寧に綴られる。これが出来ていない人は、私も含めて多い。 加えて、本書は、著者の研究者としてのエッセイとして展開していく。このバランスが、古典的たらしめているのではないか、と思う。 「半世紀前まで、エジソンやライト兄弟のように、理論を知らぬ町の発明家が、歴史的に重要な発明、発見を行うことが可能であった。 しかし現代(1979)においては、高度な理論を駆使すること無しには、重要な発明や発見を行うことは、もはや不可能である。」 この文から、35年が経った昨今、都市やまちづくりでは、どちらかというと、理論より実践が先行・優先されるような状況が続いている。このバランスも考えなおさせてくれる。
  • 2025年3月28日
    アクターネットワーク理論入門
    アクターネットワーク理論入門
    2回目の読了だったが、1回目に比べて理解度がかなり深まった。アクターネットワークをきちんともう少し掘り下げよう。
  • 2025年3月24日
    ブルーノ・ラトゥールの取説
    ラトゥールのアクターネットワーク論が深まった。 この世界観を、どの程度取り込みたいか、取り込めるか。けれども、魅力的な概念であったことに、違いはない。
  • 2025年3月18日
    現代哲学のキーコンセプト 因果性
    現代哲学のキーコンセプト 因果性
    因果性についての本、二冊目を読了。哲学的と、科学的の、(または日常的の)、それぞれの因果性の概念があり、原因と結果、というのは、確固たるものがない、曖昧なものだということが分かってくる。
  • 2025年3月17日
    無形学 かたちになる前の思考
    読みかけを一気に読み終える。都市やまちづくりにおいて、後藤春彦先生とその周りの研究室出身者の方々の思考や議論対象は、本当に魅力的だ。これからますます求められる思想に違いない。
  • 2025年3月16日
    暗黒の形而上学:触れられない世界の哲学
    現代リアルタイムで哲学を考えている同年代の著者の新刊。近年取り沙汰される著名哲学者を、どのように今まさに専門家が捉えているのか、こういう本を読むことを通して、知れることができて貴重。 著者がホワイトヘッドの研究者とのことで、その思想も初めて知ることができた。
  • 2025年3月7日
    新しい哲学の教科書 現代実在論入門
    メイヤスー、ハーマン、テイラー&ドレイファス、ガブリエルの現代実在論を解説してくれる。 メイヤスーの議論は引き続き難しいけれど、他の三者の議論は理解を深めてくれる。 ポスト人間中心主義は、現代の実社会を考える上で、様々な視点と、その基礎づけをしてくれる。 著者は自分より歳下という驚き、いつか話を聞いてみたいな。
  • 2025年3月2日
    ニュートン超図解新書 最強に面白い 超ひも理論
    Aさんに勧められた超ひも理論。素粒子は、点ではなくて、紐でできていると仮定すると、「重力」の説明ができるようになり、科学の大きな発展の可能性があるらしい。物理学や科学技術は、まだまだ発展途中であることがよく分かる。相対性理論や量子力学も気になったので、別冊ニュートンも買った。アントマンをまた見たくなった。
読み込み中...