𝚗𝚊𝚝 "遅れてきた青年(新潮文庫)" 2025年5月31日

遅れてきた青年(新潮文庫)
――しかし、すぐに戦争には実は敵も味方もないということをさとったんだ。戦争があるだけなんだ。おれが国連軍から金日成の軍隊に逃げこむなんてこと、無意味だ、戦場をひとまわり、堂どうめぐりするだけだ。みんな戦争と戦ってるんだ、南の人間も北の人間も、敵は戦争という大きい機械なんだな。(p.315)
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