
ほせ
@coffee_dog
2025年6月1日

光
三浦しをん
読み終わった
今まで読んだ三浦しをんの作品とは少し違って少しどんよりした作品だったので少し驚いた。こんな作風も書くことができるのだなと感じた。個人的に村の閉鎖的な湿度の高い話が好きなので面白かった。大人になりきるまでに経験したことは一生に影響する。作中のキャラクターほどの重い経験でなくてもそういうことはあるよなと思った。どの場面を切り取っても胸糞が悪い展開だけれどだからこそその暗さに読者が光ある展開を望んでしまう。解説にもあったようにそこをことごとく叩きのめされる。終始作者に振り回された。最近はなんだかこう言うシンプルな表紙に惹かれる。