シャーク鮫くん "無職、川、ブックオフ" 2025年3月2日

無職、川、ブックオフ
あんまり話すことがないが、僕の人生は結構空白期間がある。大学生活。授業に行かなかった時期。卒業した後。何がしたいのかわからなかった時期。就職した後。心がぽっかりと空いて壊れた時期。毎度そこそこに落ち込んでぐーっと部屋の中にいた時期がある。全部併せると何年、とかになるんだろう。 少しでもそういう時期や、時間、気持ちを感じた人にはうっとくるものがあると思う。でもナイフが突きつけられるようなものではない。ただ、ぼーっとその時の気持ちが立ち上がってくる。 ただ、この言ってしまえばモラトリアムの時間、というものを描く若者エッセイ、あまりにもたくさんすでに読み過ぎてしまったかも。もっと切迫感や生々しいものを評価してしまう自分としては、テーマに対して食傷気味なのと、どのようにこの本に向き合えばいいのか、今の自分には分からなかった。若い人たちの手に届いたらいいなと思う。
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