無職、川、ブックオフ

85件の記録
- よる@tokitamayahho-2025年7月20日読み終わった借りてきた共感だらけ。読めてよかった。私も、いまのこの日々をちゃんと覚えておこう。何年後かにこんな毎日のこと、思い出せないのは悲しい。あったことは何もないのに、これすらなかったことになるのはもっと悲しい。一日中いた部屋が嫌になって、2時半ごろに外に出る。お金を使わなくていいように、水筒とイヤホンとスマホだけを持って。ぼんやり歩いてたら空が明るくなってくる。憂鬱になる。今日も絶望が始まる。日の出の空は綺麗だから、なんとなくすっきりした気持ちにもなってしまう。それに悔しくなる。この気持ちがずっと続くなら嬉しいのに、一瞬だけの、無意味な気持ち。明るくなったのを確かめてから、帰る。タイミーに行くから、3時間後に起きるために、帰る。忘れないぞー! 『全部投げ出してどっか遠いところ行きたいけど投げ出すものが何もなかった。』
- monami@kiroku_library2025年7月16日読み終わった読みやすく、かつ心に深く突き刺さるエッセイ。なので、ここぞという時に読むぞ!と決めて、読みかけのまま眠らせていた。 そしてここ数日、サルトルの『嘔吐』と併読し、ほぼ同時に読み終わった。 どっちも登場人物は、孤独だし働いてないし暇してるけど、考えてることとかは本当に全然違う。 サルトルの『嘔吐』は、読みながら文字が上滑りして、気づくと目で文字を追いながら(買った鶏肉、どう調理しよう)とか(休みの日何しよう)とか余計なことを考えてしまうのだが、『無職、川、ブックオフ』はそんな間も無く没入した。 なんでこんなにしみじみ突き刺さるのだろうと考えると、それはやはり人間の「停滞」がきちんと描かれているからだと私は思う。 人間はどうしても物語を好む生き物で、進歩とか成長とかをさも当たり前のことであるかのように捉え、振る舞うし、それ以外の価値を認めなかったりもする。 けれど実際のところ、人間は「停滞」するし、それはとても自然なことだ。ただ、みなが起承転結のある物語しか受け付けないせいで、人は「停滞」を恥ずかしがるようになるし、「停滞」は語るに足らぬもの、つまらない話としてレッテルが貼られる。 だから、この本でまっすぐに率直に「停滞」をえがいてくれたことがとても嬉しかった。自身の何もできなかった日々を思い出した。それを懐かしく思えた。浪人時代通った図書館のある駅、就活うまくいかなくて憂鬱なまま寝転んだ実家のベッド。そんなものが、もう戻れない、一つの情景として、私の心を揺さぶった。 こういうものを求めてた!と全力で言いたい。
- かさき@np0x2025年6月8日読み終わったさくさく読めておもしろかった 自分はだめ人間なんです、みたいな、人生を切り出すタイプの(?)エッセイ本を、傷を舐めてくれるのを期待して読むのだけど、 「妻」とか「夫」とかの単語が目に飛び込んできた瞬間にはっと我に帰って、「あ、そうだ、このひとは本を出したひとなんだ」と思う 物書きって何者かになったあとも「何者にもなれなくて足掻いてる」ひとのふりができるからずるい
- 花緑青@hana_rokusyo2025年6月4日読み終わった心情を版画にした文章のようでおもしろかった。 読んでいると自他の境界線が薄れていき1文ごとに溶け込んでゆく感じがして、とても身体に馴染み生まれた頃から一緒だった気がする本です。 私と相性がよかった。
- 森@mori162025年5月25日読み終わったずるずると読んでしまうリズム。繰り返す名詞のテンポがいい。慢性的な無気力感と罪悪感がずっと続くけど、読んでしまった。ずっと向き合えない、ずっと出口が見えない。と思ってたけど、ぬるっと抜け出せた。よかった。
- 泡沫@emii00032025年4月14日気になる買った読み始めた@ ジュンク堂書店 立川髙島屋店マンスーンさんの𝐓𝐰𝐢𝐭𝐭𝐞𝐫を 昔からフォローしてて ずっと欲しくてやっと買えた まだ読み始めた所だけど、、 最後の方のページが…\ピ----/
- HKGR@HKGR2025年4月10日読み終わった結局、筆者は今は就職して立派に社会人をやっているわけで、真性ダメ人間というわけではない。単なる青春の一時期の軽い挫折。そのエピソードも、今や原稿の美味しいネタに。ダメ人間のまま生きてしまった僕のような人間にはうらやましい限りですw
- しの@shino32025年3月21日気になる内容も気になってるけど装丁良すぎると調べたら、セプテンバーカウボーイというデザイン事務所 最近書店で見かけていい装丁だと感じた「いい音がする文章」も同じところのものらしかった 嫌われる勇気や、坂口恭平作品も多く装丁をやっているらしい
- まほぴ@mhpokmt2025年3月8日読み終わったマンスーンさんの動じなさは「めっちゃデカい月」に似てると思う。ふと見たらある。周りに影響を受けずゆっくり移動している。ちょっとこわさと狂気がある。そんなデカい月。
- シャーク鮫くん@lno_glk2025年3月2日読み終わったあんまり話すことがないが、僕の人生は結構空白期間がある。大学生活。授業に行かなかった時期。卒業した後。何がしたいのかわからなかった時期。就職した後。心がぽっかりと空いて壊れた時期。毎度そこそこに落ち込んでぐーっと部屋の中にいた時期がある。全部併せると何年、とかになるんだろう。 少しでもそういう時期や、時間、気持ちを感じた人にはうっとくるものがあると思う。でもナイフが突きつけられるようなものではない。ただ、ぼーっとその時の気持ちが立ち上がってくる。 ただ、この言ってしまえばモラトリアムの時間、というものを描く若者エッセイ、あまりにもたくさんすでに読み過ぎてしまったかも。もっと切迫感や生々しいものを評価してしまう自分としては、テーマに対して食傷気味なのと、どのようにこの本に向き合えばいいのか、今の自分には分からなかった。若い人たちの手に届いたらいいなと思う。
- ima🍊@x_spica_x2025年2月28日買った読み終わった帯に書かれている「戻りたいけど戻りたくない」という言葉しみじみ沁み入る。タイトルの名の通りの日々を過ごした頃を思い出し書かれているお話はどれも切実さが伝わってくるけど悲壮感なわけでもなくどこか面白さも感じて。 夜と朝、眠る余白と空白、時間の経過。私も無職の時期があったので、あの時の焦りや不安や恐怖を思いながらもまぁ何とかなるだろ…と自分に言い聞かせ現実から目を背け、根拠もないのにそうやり過ごしていた日々を思い出した。 何かをしなくちゃと思うのに何をしたらいいか解らない。何かになりたいのに何になればいいか解らない。むしろやりたい事も、なりたいものを無い。どうしたらいいのかも解らず、ただ毎日を無意味に時間だけ溶かしていただけのあの頃。今だって何が正解だったかも解らないでいる。無駄でも愚かでも。みんなそれなりにいろいろある。そうやって生きてる。それでも生きてる。生きていける。
- yuna-yuna@yunaminxxxtvxq2025年2月23日読みたい「あの本、読みました?」で紹介されていて気になり、番組の途中だけど一時停止して、早速検索し試し読み。 1行目から好きな予感がするのだけど、2ページ目の最後であわわわと読むのをやめ閉じた。めくれば次のページも読めるのだけど、もったいないもったいない。 あぁ、読みたい本が増えてゆく…… 読みたい本リストに登録してる本の数を見たら585冊になってる。減るどころかどんどん増えてゆく。でも、死ぬまでずっと読みたい本があるっていうのはものすごく希望だけどね