
mal
@K__mal
2025年6月5日

トラペジウム
高山一実
読み終わった
またいつか
感想
なんかたいへんあっさり上手くいって爽やかな読後感で終わったけど、それこそが東ゆうのアイドル力によるものなんだろうなと思った。崩壊のところはもう少し書き込んでもいいんじゃないかとは思いつつ、たぶんそこはこの物語の本質ではないのだろうな、とも。「アイドルになりたい」という欲望こそが、誰とも違う東ゆう固有のもので、アイドルとして他とは違う輝きを放ち、人を強烈に惹きつける要素だったのだと思う。
アイドルとファンはお互いに光(おそらくは愛とも言い換えられるもの)を反射しあい輝かせあう鏡だというのが私の持論だけど、その様子も西南北やシンジとの間で描かれているのがよかった。
自分のなかのアイドル論を深めるためにまた読みたい。



mal
@K__mal
あとアイドルにおける個と群はいずれちゃんと考えてみたいなあ。私はグループアイドルが好きだけど、あんまりグループアイドル論みたいなところは確固たるものを持ってないかも、とこの作品を読んでいて気がついた。