
高卒派遣社員
@hidari_s
2025年6月8日

ごぜほたる 1
十三野こう
読み終わった
瞽女を題材にしたマンガを見つけて手に取った。
まだ幼い少女が視力を失うという厳しい現実に直面する。偶然訪れた瞽女の一行の演奏に心を打たれ、弟子入りを志願するも厳しい条件をつけられる。血の滲むような練習を経て、弟子入りが認められ、少女の旅路が始まる。
少女を取り巻くのは師匠・先輩・優しい村人たちだけではない。修行の旅路で遭遇する異形のものたちの正体はいかに。
その他にも生き別れとなった父の存在など、あとから効いてくる伏線が張られているが、残念ながら早くに打ち切りとなったという。
いぶし銀の歌声、人を酔わせる三味線の音色、荒削りながらも才能を感じさせる唸りなど、絵だけで音を表現する作家の腕が光っていた。

